【アロマレシピ】イライラしたら、ラベンダーを押してみる
レシピ
ラベンダーのドライハーブ(大さじ3)を、使い捨てのお茶パックにつめると、サシェとして使えます。
サシェを押すと、ラベンダーの香りが指に移ります。
サシェを、服にも、気持にも
サシェといえば、上に引用した通り、衣類のお手入れに利用するのが一般的でしょう。引き出しに入れておくと、シャツを広げたときに、ふわりと香ります。それがうれしくて、わたしも愛用しています。
けれど、もう少し積極的に、精神的なリラックスのために使えないかな。ある日そう思いました。
中身はラベンダー
サシェで、気持を落ち着ける。それならば、中身のハーブは、ラベンダーがぴったりでしょう。
ラベンダーには、リナロールという成分が含まれていて、これがリラックスの元といわれます。ラベンダーの芳香成分全体の1/3~1/4ほどを占めるそうです。
リナロールは花の部分に多く含まれますから、サシェには花の粒を利用します。市販されているものなら、ラベンダーのハーブティーがおすすめです。ドライになった花の粒が、袋に入って売られています。
わたしが去年作ったときは、初夏に庭で咲いたラベンダーを利用しました。摘んで、かごの上に広げておくと、夏の暑さのおかげで数日で乾燥します。
ギュッと指で押す
レシピにも書きましたが、わたしはサシェを指で押すのが好きです。押すことで、花から芳香成分が飛び出てよく香りますし、香りが指について、それもまたいい気分にさせてくれます。
加えて、「手は第二の脳」といわれます。人間の指が器用に動くのは、身体のほかの部位と比べ、脳とのつながりが強いからだそうです。脳のなかで動作や触覚に関わる部分は、全体の30%が手や指のために使われると聞きます。だから、指を動かすと脳の血流量が増え、精神的にもいい影響があるのだそうです。
好みの布でカバーする
サシェは、使い捨てのお茶パックに入れれば完成しますが、これだけでは見た目がよくありません。そこで、わたしは、好みの布で袋を作り、お茶パックのうえに被せます。袋の口は切りっぱなしで構いません。わたしはミシンを出すのが面倒で、いつもぐし縫いで作ります。
それに、このカバーがあれば、ちょっと強めに押しても、ラベンダーが外にこぼれ出る心配がありません。
ギュギュッと押して、ちょっとしたイライラなら、追い払ってしまいましょう。
「春とアロマ~季節の変わりめ15のレシピ」と題し、アロマレシピを15個ご紹介しています。
テーマは、「花粉症」「花冷え」「気分の浮き沈み」の3つ。春は、自然界も人間の世界も変化が多く、不調が起こりがちです。
よかったらご利用ください。
本レシピは治療法ではありません。体調のよくないときや、妊娠中、敏感肌の方は、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。