1200歳の木にごあいさつ
はじめての投稿は
夏至の日のお話。
志々島にある樹齢1200年という
大楠さんにご挨拶しにいきました。
写真でみるだけでも
びっくりするくらいの迫力ですから、
実際にそばにいくと
どう感じるのか知りたくて。
カメラには収まりきらない
スケールの大きさ
人間がこのサイズです。
まだまだ成長を続けているとのことです。
たしかに
「おばあちゃん木」でも
「森のおじいちゃん」でもなく
太い幹には、
若さもみなぎっていて、
新しい芽がたくさん
茂ってきています。
まるで、
先祖代々にわたり
ルーツ(根)となる
祖先からはじまり
親から子へ、
子から孫、
曾孫から
その孫まで(新しい葉っぱ)
何世代もの命のリレーが
続いている
壮大なスケール。
宇宙のすべてを知り尽くしていて、
過去と未来の叡智がつまっているような
そしていまもなお
交信しつづけているような
湧き出る生命力。
裸足になり、
携帯も置いて
一人ゆっくりと
大木の根元に身をまかせてみました。
その時は
涙があふれた、とか
神秘体験をした、とかではなく
あたたかくて、
なじみのある心地よさ
安心感に抱かれている感覚。
数日たってみて
ふと、
「あ、大楠もわたしなんだ」
という感覚が
しっくりきたのでした。