シミって何でできるの?東洋医学の視点から見てみよう
こんにちは。
今日はシミについてお話しますね。
一般的に言われるシミの種類
東洋医学のお話の前に、まずは一般的に言われるシミの種類を4つご紹介します。
①老人性色素斑
年齢とともに濃くなる傾向のあるシミなのでこの呼び名をされていますが、これの主な原因は加齢や、長年の紫外線による肌へのダメージの蓄積によるとされています。
シミの中で最も多いのがこのタイプと言われています。
②炎症後色素沈着
ニキビや傷、かぶれによる炎症が原因でできるシミのことを言います。また、洗顔や顔のマッサージの際に強く擦ったために炎症が起き、このタイプのシミができることもあると言われています。
自然に消えることが多いとされていますが、日焼けが原因でシミが目立ち、消えにくくなるケースもあるようです。
③肝斑
頬のあたりに左右対称にできるシミで、30〜50歳代に好発しやすく、ホルモンバランスが影響していると言われています。
肝斑については以前こちらに書きましたので、ご覧ください。
④そばかす
遺伝的な要因で発生すると言われているもので、顔に小さい薄茶の斑点が鼻を中心に散らばるようにあるのが特徴。幼少期にできることが多く、顔以外にも背中や肩、腕、手などにもできやすいとされている。また、季節によってシミの濃さが変わることもある。
東洋医学・ディエンチャンからみる「シミ」
ここまで一般的に言われるシミの種類についてご紹介しました。
それでは東洋医学やディエンチャンでは、シミをどのように見るのでしょうか?
私の個人的な考えも交えながらお伝えしますが、シミの種類は関係ないと考えています。そしてポイントとなることは、顔のどの部位にシミがあるのか?をまずチェックします。そしてその部位に相当する反射区に何かしらの不調を感じていないかをヒアリングを通して見ていきます。
例えば、頬のあたりのシミであれば消化器系のあたりを、
目尻やこめかみのあたりであれば頭や顔のあたりに不調を感じていないか?
この辺りをまずチェックしてみます。まや、反射区は1部位に1つではなく、複数の反射区が重なっていますので、上記で挙げた部位以外についてもお伺いしていきます。
また、季節に応じてシミの濃淡に変化がある場合には、五行の考えにもとづいて考察していくことも重要だと考えています。
春であれば肝、冬であれば腎のように、その季節に応じる臓器に関する不調が起こっていないかも確認していきます。
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その他、顔以外にシミが起きている場合には、どの反射区、どの経絡(気や血の通り道のこと)に起こっているのかを見ていきます。
そして顔の反射区・ヒアリング・ディエンチャンの施術・シミの発生しやすい時期や発生するまでの経緯などを総合的にまとめて、どのような身体からのサインによってシミが起きているのかを探し出し、それに合うケア法を見つけていきます。
ディエンチャンによるシミのケアの場合には、どの道具でもOKなのですが、おなじみのこのローラーでシミの上をコロコロするとケアになります^^
まとめ
今日はシミについてご紹介しましたが、シミも他の顔のお悩みと同じで、どの部位に起きているのか?そしてその部位はどの反射区に相当しているのか?といったことから、そのシミが起きている根本原因となるものを探し、それに合うケアをしていくことが望ましいでしょう。
顔のトラブルであっても、それは身体からのサインであるということ。
身体全体から見ていくことが大切だと考えています。
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