こんにちは。
今日は東洋医学の『陰陽論』についてご紹介したいと思います。
まず『陰陽論』についてご説明しますね^^
陰陽論とは
陰陽論とは
自然界は“陰”と“陽”で成り立っていて、どちらも自然の中に欠かせない
という考え方のことです。
ここで簡単に陰陽それぞれについてお伝えしますね^^
<陽>
上向きと外向きに流れ、拡大していくイメージのもの。
<陰>
下向きに流れて、収縮するイメージのもの
先ほど陰陽論の説明書きの中で、陰陽どちらも欠かせないものだとお伝えしました。
男性(陽)がいれば女性(陰)もいる
上(陽)があれば下(陰)もある
太陽(陽)があれば月(陰)もある
このように、陽があれば陰もある。
陰があれば陽もある。
どちらも存在していて、そしてどちらも自然界にとって欠かせないものですよね。
これが『陰陽論』の考え方になります。
陰陽論の特徴
これより陰陽論の特徴を3つご紹介しますね。
<ポイント①>
陰陽はバランスが大事
陰陽の大きな特徴として、陰陽のバランスには変化が起きることが挙げられます。
そのため、陰が不足した状態の時には、相対的に陽が強くなる。
陽が不足した状態の時には、相対的に陰が強くなります。
そして、陰陽のバランスがとれている時が、調和の取れている状態、つまり良い状態と言えます。
これは、人体の陰陽を考える上でとても大切になりますので、このポイントは押さえておいてくださいね^^
<ポイント②>
お互いの力関係は常に変動している
1年の中には夏(陽)があれば冬(陰)もあります。
ずっと夏が続くわけでも、秋が続くわけでもありません。常に季節は変化していますよね。
また、四季の移り変わりによって昼(陽)と夜(陰)の時間の長さも違いますよね。
このように陰と陽の、お互いの関係は常に流動的で変化し続けています。
<ポイント③>
あるタイミングで陽が陰に、陰が陽に変わる
例えば1年の中でみてみましょう。
1年の中には四季がありますが、これに伴って陰陽の移り変わりがあります。
最も陽が強いときはいつだと思いますか・・?
それは夏至の頃です^^
夏至に陽が最も強まり、それを過ぎると陰が強まり冬へ向かっていきます。
そして陰の最も強まる時が冬至です。
このように、陰陽は極まると(最高点に達すると)、もう一方が増える(変化する)特徴があります。
1日の中で言えば、真昼(陽が極まる時)を過ぎると、陰が強まっていき、夜を迎えますよね。
そして、真夜中(陰が極まる時)を過ぎると、今度は陽が強まっていくことで、朝、そして昼を迎えます。
このように陰陽は常に変動があり、そして最高点に達するともう片方へ変化します。
そして陰陽は変化しながらも、一年、一生を通してバランスが取れていることが大切になります。
人間の陰陽
自然界は陰と陽から成り立っているので、人間にも陰陽があります。
<人間の陰陽>
●陽
日の当たる部分(背中側)
上半身
体表部
●陰
日の当たらない部分(胸部や腹部)
下半身
体内臓器
それではここから、陰陽から見る「人間の健康」についてお伝えしますね。
陰陽論から“健康な状態”とは、どのようなことを指すと思いますか・・?
それは、
身体の陰陽のバランスがとれている状態
です。
逆に言うと、陰陽のバランスが崩れている状態になると、何かしらの不調を感じるのです。
ここで、陰陽のバランスが崩れた時に現れる不調の症状をご紹介しますね。
先程の陰と陽のイラストを確認しながら、人間の陰陽についてイメージしてくださいね。
●身体の中の陰が不足した状態
(→相対的に陽が多い状態)
のぼせ、ほてり、熱がる、炎症、イライラ、落ち着かない、など
●身体の中の陽が不足した状態
(→相対的に陰が多い状態)
冷える、寒がる、疲労倦怠感、動きたくない、落ち込む、など
このようになります。
大まかにイメージが掴めたでしょうか。
東洋医学は暗記ではなくて、イメージして考えることで、理解しやすくなると思います。
陽が強い状態だと、どのようになるかな?
↓
陽は、暑いとか、上とか、動くものだから・・・
↓
熱がる、火照る、落ち着かなくなるんだな
このようにイメージしてみてください。
そうすると、東洋医学における陰陽や、陰陽バランスが崩れることによる身体の変化がわかりやすくなると思います。
まとめ
今日は、東洋医学の陰陽についてお伝えしました。
<陰陽論 3つのポイント>
①陰陽はバランスが大事
②お互いの力関係は常に変動している
③あるタイミングで陽が陰に、陰が陽に変わる
さらに、人間の陰陽についてもご紹介しました。
ここまで、東洋医学の陰陽についてご理解いただけたでしょうか。
東洋医学を身近に感じていただければ嬉しいです^^
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