《新制限対応》高難易度デッキ【イシズティアラメンツ】徹底解説!
アロマです。
今回は、記事にして欲しいという要望の多かった【ティアラメンツ】デッキについて解説出来ればと思います。
【ティアラメンツ】は融合テーマで、コンパクトな動きから簡単に妨害と打点を用意する事ができ、デッキの自由枠の多さと柔軟性に長けています。また、《金満で謙虚な壺》や1枚初動となるギミックを大量に採用でき、デッキの安定性が確保出来ている点も魅力の一つです。
その、自由枠にいわゆる【イシズ】ギミックを採用した【イシズティアラメンツ】の解説を主軸とし、【烙印】ギミック+手札誘発を採用した【烙印ティアラメンツ】についても解説します。
『【ティアラメンツ】に興味がある!』
『【ティアラメンツ】を組んでみたけど、なかなか勝てない。』
『【ティアラメンツ】相手への戦い方が知りたい!』
これらのような事を思った方は是非、読んで頂きたいです!!
1.【イシズティアラメンツ】構築
2022年6月15日に行われた第92回ネクストプレイ杯にて優勝した構築です!
2.このデッキの強み
【ティアラメンツ】デッキの強みは、4つあります。
◇カード1枚のみで完結した、融合召喚とアドバンテージの確保に長けている点。
◇少ない特殊召喚回数で2妨害以上を用意する事が出来る点。
◇デッキの自由枠が多く、メインデッキから多くの手札誘発を採用出来る点。
◇環境での立場が良い点。
順に説明します。
◇カード1枚のみで完結した、融合召喚とアドバンテージの確保に長けている点。
【ティアラメンツ】は融合魔法カードに頼らず、モンスター効果のみで融合召喚を行う事が出来ます。
※②の効果は、多くの【ティアラメンツ】モンスターが持つ共通効果です。
今まで融合召喚を行う為に必要としていたモンスター2体+融合魔法カードという3枚のカードは必要とせず、モンスター2体のみで条件を満たせます。
その為、融合テーマの弱点である、《魔封じの芳香》で完全に詰む。といった状況を回避する事が可能です。
また、【ティアラメンツ】のモンスターには、《ティアラメンツ・レイノハート》が存在します。このカードは共通効果を持ちませんが、単体で融合召喚を行う事が出来ます。
①の効果で、デッキから【ティアラメンツ】モンスターを墓地に送るだけで、【ティアラメンツ】の共通効果により融合召喚を行う事が出来ます。
また、融合召喚した【ティアラメンツ】モンスターもアドバンテージを発生させる為、1枚初動からのアドバンテージ量がとても多いです。
◇少ない特殊召喚回数で2妨害以上を用意する事が出来る点。
基本的な動きで、特殊召喚を1回しか行わず2妨害を構える事が出来る為、相手の《増殖するG》や《原始生命態ニビル》の影響を受けずらいです。
さらに追加で攻め手を引いている場合、追加で妨害を構える事も出来ますし、後攻からでも相手の妨害を踏み超える事が出来ます。
◇デッキの自由枠が多く、メインデッキから多くの手札誘発を採用出来る点。
デッキのギミック自体もコンパクトに収まっているテーマな為、自由枠が多いです。
【イシズティアラメンツ】ではメインギミックを大量に採用し、デッキパワーを最大限活かすような構築になっており、【烙印ティアラメンツ】の構築では、メインデッキから手札誘発を13枚の採用と、《金満で謙虚な壺》《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》《虚無空間》をそれぞれ最大枚数採用する事が出来ています。
自由枠というものは環境の変化に合わせて調整出来る部分ですので、この部分が多いという事は今後長い間環境デッキとして活躍出来る見込みがありますね。
◇環境での立場が良い点。
現在の環境トップデッキである、【スプライト】はレベル2のモンスターを大量に展開していくデッキです。その【スプライト】には、【ティアラメンツ】のメインギミックのみで召喚出来る《捕食植物ドラゴスタペリア》が非常に有効で、ギミック自体の相性差があります。
また、相手が使用する他デッキも【スプライト】を対策した《増殖するG》や《幽鬼うさぎ》、《原始生命態ニビル》のような手札誘発をメインデッキから多く採用されています。これらは【ティアラメンツ】にはあまり有効でないカードですので、1本目の勝率が高くなる傾向にある環境といえます。
さらに、【イシズティアラメンツ】の流行により、相手の効果でこちらのデッキからカードが墓地に送られる事が多い環境となっています。その為、こちらも墓地で発動するカードを多く採用していないと相手のデッキパワーに押し負けてしまう環境であるとも言えます。自身も【イシズティアラメンツ】であればこの問題を解決する事が出来る点も、環境での相性の良さに繋がっています。
以上がこのデッキの強みです。
3.【イシズティアラメンツ】各カードの採用理由
各カードの採用理由を解説していきます。
メインデッキ42枚
《ティアラメンツ・レイノハート》2枚
1枚初動となるカードです。
①の効果でデッキから【ティアラメンツ】を墓地に送り、そのまま《ティアラメンツ・キトカロス》を召喚する事が出来ます。
《ティアラメンツ・キトカロス》の召喚が成立すると、確定2妨害orデッキ上8枚落とし→《スプライト・エルフ》の展開に繋がりますので、このカード1枚で行えるプレイの幅がとても広いです。
また、このカードを素材としてのみ、《ティアラメンツ・カレイドハート》の召喚が可能ですので、墓地に存在しているだけでも重要な役割を果たします。
召喚権を《宣告者の神巫》にも使いたい構築にしている為、採用枚数を2枚に抑えています。
《ティアラメンツ・メイルゥ》2枚
レベル2の【ティアラメンツ】カードです。
単体でも機能する可能性がありますが、基本的にはデッキから墓地に送られて欲しいカードです。
《ティアラメンツ・キトカロス》の効果でこのカードを特殊召喚する展開があり、合計でデッキの上から8枚を墓地に送る事が狙えます。
また、レベル2のモンスターな為、《スプライト・エルフ》を召喚する事ができ、墓地に存在している《宣告者の神巫》の特殊召喚を狙う事が可能です。
【ティアラメンツ】の中では最も単体で活躍しずらく、被って引きたくは無い為、採用枚数を2枚に抑えています。
《ティアラメンツ・ハゥフニス》3枚
実質手札誘発として機能する、レベル3の【ティアラメンツ】カードです。
相手が先攻の場合でも、相手ターン中に展開を行える可能性があり、【ティアラメンツ】の総数を増やす事にも繋がる為、最大枚数採用しています。
また、自分のターン中であっても、相手フィールドの妨害効果を持つモンスターに対して効果を使用する事ができ、お互いのターンで役割を持てるカードな為、評価は高いです。
《ティアラメンツ・シェイレーン》3枚
レベル4の【ティアラメンツ】カードです。
手札の《古尖兵ケルベク》《古衛兵アギド》の効果を起動させる事ができ、追加の攻め札となるカードです。
ミラーマッチでは《深淵に潜む物》、その他の対面では《クロノダイバー・リダン》を召喚し、そのままこのカードの墓地効果を起動させる事を狙います。
初動としても、追加の攻め札としても優秀で、かつ、デッキから墓地に送らて欲しいカードなので最大枚数採用しています。
《シャドール・ビースト》1枚
単純に、墓地に送られた場合ドローをする事が出来る為、デッキ内に存在するだけで役割を持つことが出来ます。
そして、《エルシャドール・ミドラーシュ》の召喚を狙う事が出来る【シャドール】カードとして機能します。
対【スプライト】対面とミラーマッチにおいて、《エルシャドール・ミドラーシュ》によるマウントがとても強力な為、メインデッキから採用しています。
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