《「増殖するG」が効かない展開系》【ふわんだりぃず】のプレイング解説
アロマです。
今回は、【ふわんだりぃず】デッキについて解説出来ればと思います。
【ふわんだりぃず】はアドバンテージの獲得と展開が同時に行えるテーマで、1度マウントをとってしまえばほぼ勝てるデッキです。そこに至るまでのプレイングだったり、相手から発動される妨害のケアが重要になってきます。
また、デッキ自体を組むのにかかる金額が比較的安価で済むデッキでもあります。遊戯王を始めたての初心者の方にはかなりおすすめのデッキとなりますので、是非参考にしていただければ幸いです。
『【ふわんだりぃず】に興味がある!』
『【ふわんだりぃず】を組んでみたけど、なかなか勝てない。』
『【ふわんだりぃず】相手への戦い方が知りたい!』
これらのような事を思った方は是非、読んでいただきたいです!!
1.構築
2021年8月4日に行われた第37回ネクストプレイ杯で使用し、ベスト4だった構築になります。
2.このデッキの強み
【ふわんだりぃず】の強みは4つあります。
◇無限に尽きないリソース確保能力
◇強力な先攻展開
◇有効な手札誘発の種類が限られていて、対策しずらい
◇展開系であるにも関わらず“壺”系統のカードを多く採用する事が出来る
順に説明します。
◇無限に尽きないリソース確保能力
【ふわんだりぃず】の共通効果によって、展開をしながらついでに後続を確保します。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
①:このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
(固有効果)。
その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。
②:表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
③:このカードが除外されている状態で、
自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
下級【ふわんだりぃず】は、(固有効果)以外の部分は全て同じ効果を持ちます。その為、召喚したモンスターが永久的に手札へ戻って来る為、後続の心配がほとんど無いテーマとなります。
◇強力な先攻展開
基本的には相手に捲られる事が起きない程の先攻展開を行う事が出来ます。その先攻展開後には、確定している後続から1ショットキルが出来るだけの打点と盤面処理も行う事ができます。さらには、これに失敗したとしても妨害と後続が残り続け、相手のデッキトップのカードを固定する事すら出来ます。
これだけの展開を1枚初動のカードのみで確約されている点が非常に強力です。
◇有効な手札誘発の種類が限られていて、対策しずらい
先程の説明の通り、強力な先攻展開を行えるデッキにも関わらず、「増殖するG」や「原始生命態ニビル」の影響を受けません。また、墓地を使用しない為、「スカル・マイスター」や「屋敷わらし」、「D.D.クロウ」の影響を受けない事に加え、「ディメンション・アトラクター」に至っては自分で複数枚採用する事が出来る程の相性の良さがあります。
有効なのは「灰流うらら」「PSYフレームギア・γ」「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」と、展開自体を止める事は出来ませんが「アーティファクト-ロンギヌス」です。しかし、この中でもプレイ次第ではケアする事が出来る物が多く、相手からすると対策のしずらい展開を押し付ける事が出来ます。
◇展開系であるにも関わらず“壺”系統のカードを多く採用する事が出来る
エクストラデッキを使わず、特殊召喚も行わない。という事で、「強欲で金満な壺」「金満で謙虚な壺」「強欲で謙虚な壺」を採用する事が出来ます。これらにより、初動や「抹殺の指名者」・「月の書」を安定して手札に集める事が出来る点が魅力です。これらのカードの処理前に発動出来る「増殖するG」の影響を受けない事も相まって、手札誘発で負ける事の少ない展開系。という今までにない立ち位置のデッキタイプとなっています。
これらが、このデッキの強みです。
3.各カードの採用理由
メインデッキ40枚
・「ふわんだりぃず×ろびーな」3枚
共通効果内容については、このデッキの強みの部分で説明しましたので固有効果のみ説明します。
このカードは、デッキからレベル4以下の鳥獣族をサーチする固有効果を持つ下級【ふわんだりぃず】で、このデッキでの1枚初動となるカードです。
このカード1枚からメインギミックのカード全てにアクセス出来る為、最大枚数の採用です。このカードは同盟カードもサーチ出来る為、「ふわんだりぃず×ろびーな」で「ふわんだりぃず×ろびーな」をサーチ出来る。という事だけは覚えておいた方が良いと思います。
・「ふわんだりぃず×いぐるん」3枚
レベル7以上の鳥獣族をサーチする効果を持つ下級【ふわんだりぃず】です。
基本的にはこのカードに対する「灰流うらら」が1番効果的に刺さってしまう為、常にチェーンの組み方を意識して「灰流うらら」のケアを行います。
このカード自体は、最大枚数必須という訳でも無いのですが、相手の妨害を乗り越える手数の組み合わせで持っていて1番優秀なカードである事や、長引いたゲームで1番引きたいカード・除外に居て欲しいカードに変わる為、最大枚数の採用にしています。
・「ふわんだりぃず×とっかん」1枚
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