他者との良好な関係性を築くために
私たちは自分のことをこの世界で分離独立した存在であると見ています。当然ながら他者のこともそのような存在であると見ています。
お互いが分離独立した存在であれば、他者との関係性を築くために、分離独立した者同士が一致できる場を見つけなければなりません。
それは同じ目標であったり、同じ価値観であったり、同じ嗜好であったり、共感し合えるものだったりします。
それらは分離独立した者同士が良好な関係性を築くために大切なこととなります。
それがなければ、不調和を感じたり、居心地の悪さや落ち着かない感じがするのです。
もし、私たちが実際には分離独立しておらず、お互いが深く結ばれているとすれば、そのことに気づくだけで、関係性を築くためのあらゆる努力が不要となります。
なぜなら、元々一つである者達が、一つになるためにしなければならないことなど何もないからです。
真の自己の中では、他者とつながっている自分が自然なものと感じられます。この世界にあるあらゆるものとの隔たりが柔らかくなり、あらゆるものに自分の反映を感じられるようになります。
そうなると、人間関係の中に不調和や居心地の悪さを感じなくなります。
その人と話をしようがしまいが、一緒にいて気まずさが感じられなくなるのです。
私たちが一度も離れたことのない大いなる自己とのつながりを取り戻す時、他者とのつながりも自然に戻ってきます。
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