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人はなぜ保守的になるのでしょう

なぜ人は保守的になるのでしょうか。自分の信念を守りたいと望むのでしょうか。

それは、保守的でなければ失われるものがあると感じるからです。失うことに対する恐れから人は保守的になるのです。

新しい信念に心を開けば、今まで持っていた古い信念が失われるように思われます。

しかし、実際には失われるものは何もないのです。もし、私たちがすべてであるものとの繋がりを取り戻し、真の自己の豊かさに留まるなら、何が失われるというのでしょうか。

すべてであるものから、何を取り上げられるのでしょうか。

真の自己との繋がりは、何も失われることがない安心感から生まれる、他の存在を受け入れ繋がる喜びをもたらしてくれるのです。

失われる心配がなければ、さまざまな考え方や信念、人々の在り方、起こってくる色々な出来事、それらが自分の心を通り過ぎるままにさせておくことができます。

保守的になることから生じるそれらに対する抵抗を手放しておくことができるのです。

受け入れるとは、それらを自分の心に留めておくことではなく、それらが自分の心を通り過ぎるままにさせておくことを許せることなのです。

真の自己にそぐわない感覚を心に留める必要はありません。自分と合わない人を心に留めておく必要はないのです。

ただ、すべてが風のように自分の心の中を通り過ぎるにまかせ、大いなる全体にゆだねてしまうのです。

その時、何を守らなくても、何も失われることがないと分かるようになります。

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