問われるのは、私たちが無条件に愛されているかどうかではなく、それを知っている状態に戻りたいかどうかです
私たちが持つ恐れのために、必要なものと欲するものとが一致しないことが起こります。つまり、恐れから不必要なものを欲するようになるのです。
それはたとえば、自分を防衛するためのお金や名声であったり、知識や身体的な強さであったりします。
必要であればそれ自体は何の問題もないのですが、恐れが動機となる時に、不必要なものを欲することになるのです。
不必要なものを欲することに使われるエネルギーは、自然な状態に抵抗するものであるために、私たちを疲れさせ、活力を失わせることになります。
もし、必要なものと欲するものが一致しているならば、エネルギーの浪費なくそれらを手に入れることができます。
恐れから解放されている心は、不必要なものを望む必要がなくなっているために、必要でないものを求めて疲れることがありません。
その心は自分が無条件に愛されていることを知っています。だから、必要なものが必要な時に、必要なだけ与えられることを信頼しているのです。
無条件に愛されていることを知っている状態に戻ることは難しいでしょうか。
それを知っている状態が、私たちにとって最も自然なものです。なぜなら、私たちは無条件の愛によって、無条件の愛として創造されているからです。
私たちは無条件に愛されているからこそ、そのことを知らないふりをすることも信じないと断言することも許されているのです。それらすべてが無条件の愛の元で行われます。
無条件に愛されていることを知っている状態に戻る時、もはや不必要なものを求めることはありません。
問われるのは、私たちが無条件に愛されているかどうかではなく、それを知っている状態に戻りたいかどうかです。
もともと無条件に愛されている者が、そうでなくなることはできないのです。
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