日本語と英語、それぞれで日々をノートに綴りながら感じたこと|海外生活#11
毎日起こる出来事と共に、喜怒哀楽生まれる感情の振り返りをするミーニングノートに出逢ったのは、もう3年ほど前のこと。
そこに、駐在生活が始まってから1年が過ぎたあたりからまた、英語日記を再開させることにしたのでした。きっかけは、英文として書けないものは、言葉にさえも出来ないと思ったからなのです。
ミーニングノートに出会うそれまでの私は、思うことも言葉に出来ずに、何やらモヤモヤとした頭の中は、まるで波が漂う広い海のような気がしていました。日本語なのに、感情が揺らぐ時はなおさら、言葉が浮き沈みをしていているような状態だったから、苦しくて仕方がなかったのですが、いざ書き出してみると出てくることの多いこと。蓋を開けてびっくりしたのは、実は私だったのかもしれません。
そんな、日本語で表現も苦しい自分を経て、今度は英語で日々を綴っていく挑戦に出ることに。英語で考えて、英語で文を綴ることができないから、日本語で書いた文を翻訳していたけれど、ある日気がつきました。
日本語で感じる感情は、英語には翻訳できないもどかしさを。
何かが違う・・・
でも、今はこの2つの言語を切り分けて、書くことにしています。
日本語で感じる感情は、日本語の持つ、奥行きを感じる世界観や風景を大切にしたい気持ちのまま、振り返りのノートに書き綴ることにしています。英語日記に関しては伝えたい事から、まるで目の前の外国人に、会話をするかのように書き綴ることに。それぞれに書き上げたい感情のゴールを目指して。もちろん英語力はまだまだ足りない英語日記に関しては、まだまだ研究中なので、現在進化系なのですが。
心に問いかけて、文章を書き始めるアプローチの仕方も、言語によって書き方が変わるのは当たり前だ。と腑に落ちて書けるようになったのも、駐在生活2年目の変化です。どちらか一方だけでなく、1日の出来事から感じたことを、両方の言語で書いてみることで、自分の表現する世界観も、普段の会話の組み立て方も、ぐっと広がっていく事を感じています。