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【かなりネタバレあり】Inscryptionその後の感想と考察

前回の記事から約2週間経ち、謎解き等が色々進行したようなのでその感想やまとめ等書いていきます。

かなり致命的、核心的ネタバレを含むのでお気を付けください。
マジで。
前作TheHexのネタバレも多少含むので注意。


🃏

🤡


その後

改めて前回の記事を見直してみると、
唐突に放り込まれるARG要素に面食らってしまい、大分拗ねた感じで書いていたようだ笑。

記事では不貞腐れつつも何だかんだで自分はこのゲームに完全にのめり込んでいて、
その後も公式Discordに参加し、フロッピーディスク開封配信をリアルタイムで待機したりと
完全に作者の術中にはまってしまっていた。

やはりARG要素を考慮しても、このゲームはかなり人を引き付ける魅力に溢れている。

その後このゲームの評判が広まるにつれ、自分と同じようにARG要素に萎えて、ブチギレレビューする人もチラホラいたが、
ARGまでたどり着いている時点で大分このゲームにハマっているので、
自分と同じように不貞腐れつつ謎解きの経過を追ったのではないだろうか笑。

その後のARGの謎解きについてもまとめてくださっている方がいるので、再び貼らせていただきます。

リアルフロッピーディスクの配達等を経て、
最終的にたどり着いたのはInscryptionがアップロードされ全世界に出回ったという事が示された動画だった。

この動画にたどり着いた時、公式discordでは
P03は勝ったんだ!うおお!という声やえ、これで終わり…?という戸惑い等様々な声が上がっていた。

実際の所、ARGで得られた情報を踏まえてみても様々な謎は残っている。
カーネフェルコードって結局何だったの?とか、
ディスク版Inscryptionのデータが拡散されたとしたらビデオ映像のデータはどこから来たのか?等。

そしてそれらの謎を踏まえてまとめ考察が作られた。

Endgame - Theories and Speculation

詳細はリンク先に飛び、DeepL等で翻訳して読んでほしい。

大まかにまとめると、
カーネフェルコードは超凶悪な兵器に繋がる何かで、
情報はOLD_DATAに暗号化され隠されている。
そしてその兵器を手に入れようとした”人物”が人々の興味を引かせ、暗号を解読する為にOLD_DATAは"ヤバそう"という映像を作り、
そしてその映像を見せる入り口としてInscryptionのゲームと合わせ、
InscryptionをプレイしたプレイヤーをOLD_DATA解析に向かわせた、という感じ。

その兵器を手に入れようとした人物とは前作、The Hexで登場したSadoという、何かよからぬ事を企んでいるピエロキャラクターだ、様々な事に干渉する能力を持つ。
ちなみに女性。

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何故Sadoの仕業だという事になるのかと言うと、ビデオ映像にSadoの姿が登場しているからだ。

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ルークが撃たれる直前の映像や、ルークが笑いながら天秤で遊んでいる映像に一瞬だけ彼女の姿が差し込まれている。

これを考慮すると上記の考察はかなり説得力があるように思える。

という事で、ビデオ映像はSadoがルークを利用、あるいは協力して用意した物のようだ。
よかった、パーン🔫されたルークは居なかったんだね。
となるとかいうと…正直疑問だ。
実際の所ビデオを用意できればルークの生存はあまり重要ではないので、殺されたかもしれないし、されてないかもしれない。

前回の記事で考察したルークはサングラスの女性とグルでOLD_DATAのヤバさを宣伝している、という内容は多少当たっていたようだ。
そしてそのサングラスの女性もSadoと協力、あるいは操られていたのだろうか?というとこれまた別の考察が出てくる。

Inscryption Lore Summary

こちらの考察だとサングラス女性がSado自身であるという説だ。
だとするとルークが撃たれた後女性がビデオを止めているので、カメラを回収しそして自ら映像を編集してInscryptionに組み込んだ可能性がある(だからノイズの中に自らの顔を挟み込むおふざけをした?)
そうなるとやはりルークは用済みとして消されたのかもしれない。RIP

その他、タロットカードの悪魔やGameFunaは何だったのかなども上記のドキュメントで考察されているので気になる方は是非読んでみよう。

そしてすべてを踏まえた上で上記のyoutubeの映像を見ると、
P03の自分が主役のデータを拡散したいという思いと、Sadoの人々を利用し暗号を解きたいという思惑が合致し、
Inscryptionは世に出てしまったようだ。

いずれにせよ、カードゲーム部分は撒き餌でしかなかったのだ。
全てはOLD_DATAの暗号を解くための物だった。
好奇心という悪魔の誘いに乗り、全世界のプレイヤー達は見事Sadoの思惑通り暗号を全て解読するに至った。

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そして世界を滅亡させうる凶悪な兵器の在り処をSadoは手に入れた。
世界は一体…どうなる!?


と言った所でしょうか。
ただあくまでも考察で、そもそもSadoの動機の謎とかかなりSadoを中心にした考察なので強引感は否めない。
とは言えビデオ映像がある以上、関わっているのは間違いない。

しかしこれを見るとInscryption内のゲームキャラクター達は完全に振り回されているだけで可哀そうだ。
レシーなんてただカードゲームがしたかっただけなのに…。
P03がどれくらい知っていたかは議論の余地があるが、そもそもケイシーホブズをあの女呼ばわりしたりと悪意の塊なのであのクソオコジョはやはり壊した方がいいと思う。

基本的にキャラクター達はプレイヤーを想ってOLD_DATAから引きはがそうとしてくるが、
かえってそれがプレイヤーの好奇心を湧き立ててしまった、哀れ。

そもそもSadoって何だ、何でそんな色んなことができるのと思う方は前作TheHexをぜひプレイしてみよう!(宣伝)

日本語化が出来ないので現状英語を読むしかないけど、ゲーム自体は単純なので進める事は出来ると思う。
でもどうやら公式で日本語対応の噂もあるのでそれを待ってもいいかも。

時系列

一応時系列順に並べてみようかと思う。

1945年 4月30日
ソ連兵2人がヒトラーの死体を埋葬、埋葬場所と彼の上着のポケットに入っていたカーネフェルコード(カード束?)の場所を日記に残す。

1980~1991年(恐らく冷戦時)
バリー・ウィルキンソンというアメリカ合衆国国防総省の人物が、ソ連への潜入中カーネフェルコードの存在を知る、あるいは手に入れる。
得られた情報をOLD_DATAとしてフロッピーディスクに保存し、大量の空のフロッピーディスクにまぎれさせてソ連外へ持ち出そうとする。

19??年(上記とほぼ同時期?)
ポーランドのKaminski Data Storage Mfg社がそのフロッピーディスクとOLD_DATAの情報を知る。
フロッピーディスクにOLD_DATA隠蔽用ゲームを作成し、書きこむ作戦を考える。
隠蔽用ゲーム(Inscryption)制作をGameFunaに依頼した。
GameFunaはクソゲー作りに定評があるので誰もプレイしないだろうと思ったんだろう。

19??年(上記と同時期か少し後?)
GameFunaの開発にいたケイシー・ホブスがOLD_DATAの存在に気付く。
依頼主のカミンスキからはOLD_DATAの隠蔽なんて話聞かされていなかったのでキレる(Fuck you too Mr. Kaminski! They never told us that.)
その結果、ケイシーはフロッピーディスクを森に埋め、座標をInscryptionのカードに記載。
しかしその後火に関連する事故で死亡(消された?)

OLD_DATAに関する時系列はこんな感じだろうか、そして

2021年(恐らく) 10月3日、ルークがフロッピーディスクを発掘する。

後はビデオの日付順で展開していき、OLD_DATAにたどり着き、フロッピーディスク破壊後、上記のyoutubeの動画の通りInscryptionはアップロードされる。
動画タイトルの10-19は日付で、Inscryptionリリース日は10月19日(日本時間だと20日)だという事を考えると、やはり自分たちがプレイしているInscryptionは動画でアップロードされた物と見ていいんじゃないだろうか。

という事で10月19日~現在、Inscryptionが全世界に出回り暗号解きが始まり、完了する。
明らかに現実の日付とマッチしているので、今後も何かしらイベントがあるのかもしれない。

とりあえず最後の動画が発見されたのは10月31日(海外だと30日?)だったという事だけ残しておく、後々何かにつながるのかも?

あとGameFunaが開発したゲーム部分とは恐らくレシーを倒した後のGB風ゲーム部分だろう。
3Dパートはスクライブの暴走によって作られたんじゃないだろうか?GameFunaがあんな凝ったゲーム作れなさそうだし。
でもGB部分もGameFunaにしては面白すぎるからもしかしたら違うかも(LOL

しかし隠蔽用ゲームにしてはやけにOLD_DATAについてキャラクターが知りすぎている。
というかそもそもキャラクターが意思を持ちすぎている。
ゲームの目的としてはプレイヤーがスクライブになり替わる、がクリアなんだろうけど
それが何故あんな事になったのか?
これについて考えるとタロットカードの悪魔がやはり絡んでくる気がする、あるいはSadoか…。
というかこの世界でもNPCはアレで、だからやけに意思があるのか?🤔

OLD_DATAにある目線入りの女性についてもはっきりとしたことは分かっていない。
ケイシー・ホブスか、サングラス女性か。
ちなみにサングラス女性については、名乗る時に出てくるバイナリを変換するとAmandaになるので、アマンダと呼ばれている。
目線入り女性=アマンダなのか?

大いなる超越は結局成功したのか?については半分成功半分失敗みたいな感じかなと思ってる。
Inscryptionのアップロードはされたけど実際出迎えるのはレシーが支配する世界だし。
というかそもそも、ルークのプレイ動画を見ているだけなので自分達はプレイすらしていないのかもしれない。
ではあのファイルやフレンドは一体…?

あと、カーネフェルコードについて素晴らしい考察noteがありましたので貼らせていただきます。

OLD_DATAはヒトラーの魂を保存した物だという説。
この中の悪魔=ヒトラー説はかなり信ぴょう性がある。
よく見ると確かに胸ポケットにKのカードを入れているし、
翼などもナチスの鷲マークを彷彿とさせるし、そして片手を上げている。

しかしそうなるとスクライブの対立をあおったという文章があるように、
彼はInscryption内に存在しているのかもしれない。

感想

という事でARGが終わってもまだまだ謎が多いInscryption
もしかしたら今後もARGの再開など動きがあるかもしれない。

そしてここまで考察を見てみると思うのはこの作者のゲームは
全てが一連のシリーズのようだ。
前作キャラクターがちょろっと出演とかそういうレベルじゃないくらいストーリーに絡んでくる。

ここら辺に関しても好みが分かれる所だろう、前回の記事の自分ならブチギレていたかもしれない。
しかしTheHexまで手を出してしまった今となってはむしろその展開は歓迎したいくらいだ。
次回作でスクライブの誰かが出てきたら、と思うとたまらないよね😂

前作であるTheHexもストーリー展開は大変面白い。
しかしやはりゲーム性はほぼ無いに等しく謎解きが多少あるくらいだ。
グラフィックアート等も含めてHexから今回でかなり洗練された(釣り方を覚えた)ようだ。
一体次回作はどんなゲームになるんだろうか、楽しみだ。

という完全に沼にはまった感想でした。

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