小説・成熟までの呟き 24歳・2

題名:「24歳・2」
 美穂は職場ではおとなしく、真面目に見られた。声は明るくて、同僚とは、同性からは頼れる人間として、異性からは癒しを与える存在として、仲良くなっていった。仕事外のときには、高校生や大学生の同級生と女子会を行った。同性での会話の場には、独特のドキドキ感があった。一方、家の中では、料理をより深めていった。煮る作業や蒸す作業に多く取り組んでいった。1人で家にいる時間は、自分自身を見つめ直す絶好の機会なのかもしれない。部屋ではカットソーとスウェットパンツの格好が多く、寝るときは青色のパジャマを着ていた。一層リラックスしやすくなるのではと思う。

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