モロッコ旅行記
2018年10月、私はモロッコへ行った。私の生誕30周年記念事業であった。私にとっては初めてのアフリカへの上陸だった。これにより、五大州制覇を達成した。千葉県成田市にある成田国際空港からエミレーツ航空の飛行機に乗った。機内ではいろいろな映画を鑑賞した。
まず、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港に到着した。暗い時でも明るくて、朝日は眩しかった。エミレーツ航空の拠点で、全ての大陸へ定期便を就航しているという。洗練された要素があった。いろいろな所へ飛び立つ交流の場になっているのかもしれない。
そして、モロッコ・カサブランカにあるムハンマド5世国際空港に到着した。カサブランカはモロッコ最大の都市である。空港からはバスに乗った。
モロッコの首都であるラバトに行った。静かな雰囲気のある都市だった。国王であったムハンマド5世の霊廟であるムハンマド5世廟がある。
付近には、ハッサンの塔という未完の尖塔がある。ラバトは都市自体が世界遺産である。都市には首都ということもあり、いろいろな学校があった。
夜にはシャウエンに到着し、泊まった。夜景は綺麗だった。
翌朝、ティトゥアンに行った。旧市街が世界遺産になっている。地中海を挟んだ向こう側にあるスペインの文化の影響を受けていて、白い建物が並んでいた。スペイン国旗を多く見かけた。オリーブを目的の1つにしていた私にとっては、興味を持つ場所だった。
その後、シャウエンを散策した。街の壁が青色になっていて、ずっと憧れていた場所である。とても綺麗だった。菅野美穂氏も訪れた場所である。
翌日、フェズという都市を散策した。旧市街が世界遺産になっている。とても歴史があった。迷路のようになっていて、建物は割と白かった。
その後、メクネスに行った。古都で世界遺産になっている。城郭に囲まれている。鉄道も通っていた。
その後、世界遺産であるヴォルビリスの古代遺跡に行った。ずっと古代ローマ遺跡を見てみたいと思っていたので、興奮した。歴史の重みを感じた。
翌日、バスで南に進んだ。途中で避暑地であるイフランに寄った。とても涼しかった。ライオンの形をした独特なものがあった。
その後、ミデルトという場所にあるホテル兼レストランで、鱒のグリルを食べた。食べ方を褒められた。バラの花が咲く敷地は割と広かった。
この日は南へ向かい、砂漠のあたりにあるエルフードという所のホテルに泊まった。温かいおもてなしを受けた。ナツメヤシを見ることができた。
翌日、サハラ砂漠に向かった。メルズーガという場所でラクダに乗った。行きは暗い中で乗ったが、怖かった。特に下るときに転落しないか不安になった。しかし、何とか前へ進んでいった。
そして、サハラ砂漠の丘を上がった。砂には赤さがあり、触れるとサラサラとした。こちらでは、朝日を観賞した。綺麗で眩しい風景が広がった。隣の国はアルジェリアである。
帰りもラクダに乗った。明るい中で戻った。私にとっては、それまでの人生でなかったような未知の領域へ進んだ大きな体験だったと捉えている。
その後、カスバ(要塞)を見ながら西へ向かった。途中、トドラ渓谷に寄った。こちらの水は気持ちよかった。
この日は、モロッコの南に位置するワルサザードという都市まで向かった。こちらは、地形を活かしてハリウッドなどの映画撮影が多く行われる場所で、ツタンカーメンを模したものがあり面白い。尚、泊まったル・フィントというホテルの庭は広く、プールやブランコもあった。
ワルサザードを出発した日に、アイト・ベン・ハッドゥに行った。集落が世界遺産になっている。階段で上がったが、険しさを感じた。上からの風景は独特で素晴らしかった。
アイト・ベン・ハッドゥを出た後に、マラケシュへ行った。ジャマ・エル・フナ広場では夕日が沈んでいく場面を見た。幻想的な雰囲気だった。
マラケシュで泊まったルティシュカマラケシュというホテルは大きかった。外にはプールがあり、その近くで夕食を摂った。
翌朝、マラケシュのマジョレール庭園の中に入った。いろいろな植物が存在した。静けさを感じる場所だった。
その後、バヒア宮殿に行った。19世紀中頃にアラウィー朝の宰相によって建てられた宮殿で、敷地が広くて部屋が多い。
バヒア宮殿の中には細かい彫刻や凝った構造があり、繊細さを感じた。
その後、クトゥビアを見た。アラブ・イスラム文化とキリスト教・ラテン文化が融合したムーア様式の傑作であるという。堂々とした姿の塔だった。
そして、ジャマ・エル・フナ広場に行った。夜も昼もいたが、賑わっていた。海外で非日常な時間を楽しむ醍醐味が存在した。尚、「マラケシュの旧市街」は世界遺産に登録されている。
マラケシュでは、馬車に乗った。私にとっては珍しい体験だった。華麗な印象を受けた。白色の馬と茶色の馬が並んで進む中、狭い路地を通った際には両側の近さを感じた。
翌日、カサブランカに戻った。ポルトガル語で「白い家」という意味である。そちらでは、ハッサン2世モスクを近くで見た。とても大きくて高いので驚いた。1993年に建てられたという。
カサブランカは大西洋に面している。このとき初めて目の前で大西洋を見た。楽しみにしていた。横の広がりを感じた。海の向こうには、スペインやポルトガルなどのヨーロッパがある。その後は、カサブランカから帰国した。尚、アフリカ・モロッコへ行った最大の目的はオリーブである。私は以前にオリーブの栽培に携わっていて、それ以降心のどこかでオリーブの生産が盛んな所の状況に興味を持っていた。実際にオリーブの生産の本場である地中海に近いモロッコに行き、想像以上にオリーブ畑が広がっていて、オリーブの実が食事では身近な状態になっていて、オリーブオイルが接しやすくなっていて、オリーブの存在や質の高さを感じた。オリーブに関しては、いろいろな魅力を探っていきたい。
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