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Day25

気になる映画は、2度観する私。
1回目は大抵、あれよあれよと言う間に終わってしまいます。
2回目は、1回目を踏まえた上で観るため、神宿る細部へ集中することができます。

実写かアニメかで言えば、2度観する映画はアニメ率高いですね。
これは私が勝手にそうしているだけで、実写がアニメに劣るとは全く思っていませんよ、念のため。

さて。
直近で2度観した映画は、『犬王』でした。

公開初日に1回目を観た時のこと。
映像表現と音楽に圧倒されて、ストーリーを追う余裕がありませんでした。
アヴちゃんと森山未來の歌も、音響が悪く、よく聞こえず残念でしたね。

で、2回目。
パンフレットで予備知識と歌詞をしっかり復習した甲斐があり、ストーリーも映像も音楽も歌も楽しめました。
1回目でも思ったけど、2回目の後に「すごい映画だ」と確信しました。
もちろん、音響がしっかりした、別の映画館をチョイスしたことも、付け加えておきます。

最近、昔からのファンだったビッグタイトルのリブートが、フル3DCGで、演出的に非常に不満だったことを思い出しました。
『犬王』は、2Dルックでの絵画的表現が秀逸で、美術の知識がある人は、より深く楽しめるのではないかと思います。

見どころは他にもありすぎるので、個人的には円盤購入するレベルの作品ですね。

強い作家性を感じるアート作品として、何度も見返すことになるでしょう。

この作品については、今後も折に触れ、書いていこうと思います。

特に興味深いのは、友魚と犬王の父です。
この2人に強い興味を覚えるのは、どこか共感する面があるのだと思います。
ストーリーだけでなく、映像表現もひっくるめたキャラクター造形が秀逸です。
その辺りを掘り下げて、彼等の、特に犬王の父の供養となれば幸いです。

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