ネトフリガンダムが傑作すぎて辛い

継続課金系のサービスを無闇に増やしたくないのでNetflix課金には長らく抵抗していました。ですが、Netflix新作『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』が面白いと話題だったので「ひゃぁ!もう我慢できねぇ!」と衝動的にNetflixデビューしました。

結論から書くと、今まで見たガンダム作品の中で一番好きです。

全6話と短いシリーズですが、コンパクトにまとまりつつも内容が非常に濃くガンダム愛に溢れた傑作でした。映画もアニメも基本は作業しながら見るのがデフォなんですけど、本作は最終話まで正座して見ましたね。視聴後の満足感は素晴らしいもので、自然とため息がでました。衝動的に課金しちゃいましたが後悔は一切なしです!アニメ版サイバーパンクも見たかったのでお釣りがきますね。

元々一番好きなガンダム作品が08小隊でしたので癖(へき)にもドンピシャ。まさか08小隊の"あの人"が登場するとは思いませんでした。あ、ギニアス兄さんじゃないですよ?

登場するMSもそれなりに豊富ですし、61式戦車とマゼラアタックが戦車戦してる光景だけで御飯三杯くらいいけます。本作の戦争描写は見ていて全く飽きません。ガンダム作品にとってミリタリー要素はオマケなんだよってのは十分承知なんですが、やはり私も男の子(おっさん)心は踊るものです。マゼラアタックの砲塔がちゃんと浮いてたら笑うし、ガウが対空砲火に曝され燃えながら飛行していればときめくし、HLVがセイバーフィッシュに撃墜され爆発四散する光景なんかは息を呑んでしまいます。最高の3D映像とは言えませんが、それでも視聴者を興奮させるに足る映像美だったと思います。2Dアニメにはない重厚感、IGLOOの正統進化って感じでしょうか。

そして!何より!

ジオン視点で描かれる本作では『ガンダム』が本当に恐ろしく描写されていてグッド&グッド!アムロ搭乗機とかではないのですが、本当に強いし不気味だし怖いしで『白い悪魔』という異名に相応しい存在でした。途中からジムも登場しますが、ジムも強い!ちゃんと強い!戦車が装甲で砲弾ガンガン弾くのと同様に、ザクマシンガンが幾ら命中しても動き続けてしぶといしぶとい。対して連邦機はレーザー兵器を使うわけで。それが実弾兵器と比較して圧倒的な威力なのでジオン側の絶望感が半端ない。頭の中に入っているガンダム関連の情報がちゃんと映像に落とし込まれているのを確認する度、終始「お~(感動)」とか「はえ~(歓喜)」とか言って唸りっぱなしでした。

あとねぇ!

ガンダムのパイロットって最後の最後まで喋らないんですよ。でも、戦闘中に追い詰められている仲間のジムを庇ったり、仲間を助けるために潔く撤退したり、すごく人間臭い動きをするんですよね。言葉でなく映像でビシバシ伝えてくるのがね!もうね!「あああああ!たまらねぇ!」ってなります。しかも最後の最後で主人公と会話するんですけど、これもね、なんというか最高すぎましたね。あまりストーリーのネタバレは書きたくないので、ここではただただ「最高だった!」としか言えませんが、最悪で素晴らしい結末をご期待ください。

本当に傑作ですし、ガンダムファンでなくても楽しめるように作られてると思うので全ての人に見て貰いたい作品です。

最近は何かと素晴らしい作品に巡り合えて、私は幸せです。
コンテンツ制作に関わった全ての人に感謝を。

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