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2024.3.3 理科 のこぎり屋根工場
昨日3月2日(土)のいどの会で、岐阜県岐阜市高桑集落の「のこぎり屋根工場」が紹介されました。
明治時代に作られた繊維工場が今も保存されています。
(問題)
「のこぎり屋根工場」の窓の部分は、東西南北どちらを向いているでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1709425390509-DI0QSL9IMc.png)
太陽光をしっかり取り入れるためには、南向きが適していますが、それでは光が強すぎて繊維が傷んでしまいます。
答は北向き。
外部の光を間接光として取り入れることで、工場内を時間に影響されない、ほどよい明るさとしたそうです。
窓の角度は、夏至の日の太陽の南中高度です。
これにより、どんなに太陽が高くなっても直射日光が工場内に入ることはありません。
ところが、これはのこぎり屋根が初めて出現したイギリスの話で、その角度をそっくりそのままあてはめて日本で建てたため、窓の角度は日本の太陽の南中高度とはすこしずれています。
きっと、夏至の日の正午には、窓から太陽が燦々と降り注いだことでしょう。
この話は、地理教育と天文教育の両方に関係する話として、とても興味深いですね。