![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137212073/rectangle_large_type_2_d8c14bd39bd0c2a32bb67dbd981448c5.png?width=1200)
2024.4.14 理科 松江城 堀川めぐり
春休みの一日、広島から松江城に行ってきました。
松江城は、堀川と呼ばれるお堀で囲まれており、その堀川は遊覧船で一周することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713049672224-uWSZ417y6x.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1713049726989-7wgBbsiaUe.jpg?width=1200)
船が通ることのできるギリギリの高さの橋がいくつかあり、そこでは船頭さんが船の屋根を下げます。
このとき乗客は、こたつの上にうつぶせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713050866474-GPjPFwaU9g.jpg?width=1200)
50分の船旅の間、船頭さんから松江の地理・歴史・文化などの話を聞くことができました。民謡も歌ってくれました。
その中で、印象的な話をいくつか紹介します。
割子そばの由来
松江、出雲には「割子(わりご)そば」という名産品があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1713050272432-Pt1LNXMzfG.jpg?width=1200)
これは、割子と呼ばれる容器にそばが入っており、一番上の割子にそばつゆをかけて食べ終わると、そのつゆを次の割子に入れて食べていくというものです。
この独特の食べ方をする割子そば、実は昔は「武士のお弁当」だったそうです。なるほど、この容器とつゆのかけ方なら、外に持ち出すことができますね。
松江地方でそばが有名な理由
松江城の城主として、信州より松平直政(徳川家康の孫)がやってきたとき、そば職人を連れてきました。
松江のそばは、そば殻が入っていて黒っぽいですが、これは当時の松江の精製技術が未熟だったからだそうです。しかし、信州の白っぽいそばに比べて、これが独特の風味を醸し出しており、こちらのそばのファンも多いようです。
冬寒そうな武家屋敷
堀川の周辺には、大きな武家屋敷が並んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713054264587-o5JYrDvL66.jpg?width=1200)
小泉八雲邸のとなりの武家屋敷が公開されていたので、入ってみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1713053672265-U5k9LiVB5T.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1713053711880-aocneCzgs4.jpg?width=1200)
窓のつくりですが、もちろんガラス戸はなく、障子の外はすぐに木製の雨戸になっていました。
松江の冬をこの家で過ごすのは厳しい、と思いました。
小泉八雲も、松江に1年余り滞在しただけで暖かい熊本に転勤したのも、松江の冬の寒さに辟易したからではないか、というのは船頭さんの考えです。