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2023.12.15 理科 ゴジラを海底に沈める方法
昨日、映画「ゴジラ-1.0」を観ました。
シン・ゴジラに続き2回目のゴジラ映画鑑賞です。
2時間があっという間でした。
ところで、鑑賞後「浮力の原理」を考えるとどうしても納得できないシーンがありました。
ゴジラを海中に沈めるところです。
ゴジラの体にたくさんの機械のついたロープを巻き付け、フロンガスを噴射して泡でゴジラの体を包み込む。
すると、ゴジラが海中に沈むというのです。
このシーンを見て、風船の中に閉じ込められたゴジラのイメージが思い浮かびました。これだと、風船ごとゴジラは海に浮かぶのではないか、と思いました。
いろいろ調べてみてネットで、下のような名古屋市科学館の「ぶくぶくタンク」を見つけました。
これでようやく原理が納得できました。
「浮力の原理」によると、ゴジラの体が押しのけた流体の重力分の浮力が上向きに働きます。
気泡を発生させると、「ゴジラの体が押しのけた流体の重力」は減るので、浮力も小さくなります。
ゴジラの重力の方が浮力より大きくなれば、ゴジラは海に沈みます。
ここまで考えて、また新たな疑問がわきました。
上の「ぶくぶくタンク」では容器の底から気泡が出ています。
しかし、映画ではゴジラの体の周りを気泡で包むだけです。
気泡に包まれたゴジラを一つの物体と考えると、この物体にはやはり大きな浮力が働き、ゴジラは海に沈まないのではないか、と思うのです。
「風船に閉じ込められたゴジラが海にぷくぷく浮く」イメージはやはり間違いなのかどうなのか、少し考えてみます。