見出し画像

じゆうちょうアドベントカレンダーはじまるよー!

はじめに

これはじゆうちょうアドベントカレンダー2024の1日目の記事です。

じゆうちょうアドベントカレンダーとは

一般的な意味でのアドベントカレンダーとはクリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーのことである。娯楽用アドベントカレンダーでは1から25までの日付が振られた小さな箱の中にお菓子や紅茶などが入っていて1日1日開けながらクリスマスが来るのを待つおたのしみカレンダー的な商品も売られている。

https://amzn.to/3Ze4bf7

原義アドベントカレンダーは19世紀初頭よりドイツ・ルーテル派が始めたものらしいが、日本では2010年ごろにITエンジニア界隈などで技術ブログを12月1日から25日まで持ち寄ってアドベントカレンダーという形で毎日1記事ずつ公開していくという企画型アドベントカレンダーが生まれ、2024年12月現在まで続いている。

じゆうちょうアドベントカレンダーの歴史

じゆうちょうアドベントカレンダーの歴史を少し紹介しておきたい。

じゆうちょうアドベントカレンダーは2019年に第1回を企画し、当時は企画から20時間ほどかけてなんとかギリギリ1日から25日全枠埋まったような印象だった。第1回初日の一番肩に力が入るはずのSさんの投稿が蒙古タンメン中本の真っ赤な樺太丼に白い卵トッピングをクリスマスカラーに喩えたシンプルなツイートだったことが思い出深い。気負いのない良いスタート。

じゆうちょうアドベントカレンダー2020(第2回) から「お題システム」が爆誕した。2020年は「おすすめの何か(モノ・コト)」というお題だった。これは前年にじゆうちょうアドベントカレンダーに寄稿いただいた本名さんから「お題らしきものがあった方が書きやすいかも」とアドバイスいただいたのがきっかけで導入してみたものだった。ブログによる文章の投稿が多い中イラスト投稿される勢もちらほら。相原ユキさん作のおすすめの虚無イラストの何もなさがあってほしい(ほしい)。

引用:相原ユキさんの長い猫 の中の虚無イラスト

2021年 第3回 では突然だったが「賞システム」が爆誕した。ポッドキャストでもぐたんさんとじゆうちょうアドベントカレンダーの振り返りトークをした回でたまたま「もぐたん賞」が爆誕し、その流れで受賞された歩くおしりさんにはおすすめのクラフトビールを贈らせていただいた。ちなみに第3回のテーマは「2021年にやってみた新しいこと」だった。

おしりさんの受賞ツイート

2022年 第4回 のテーマは「2022年のマイニュース・マイブーム・マイレボリューション(どれでもOK)」で、寄稿いただいた方何名かにプレゼントを贈らせていただくことも当初から記載するようにした。第4回で特筆すべきは枠が埋まるタイミングが過去最速でわずか3時間半ほどで25日分全部枠がイッキに埋まった点だった。結果として企画したあらB自身が寄稿する枠がなくなったため人工芝という名前の狂気の1人アドベントカレンダーで並走する形に落ち着いたのだった。

そして2023年。あえてお休みすることにした。毎年続けていると参加側も飽きるだろうし企画側もどうしても馴れが出てしまう気がしたからである。個人的に勝手にやっていた企画だったため当然どこからも催促や言及がなかったのはよかったかもしれない。老兵は死なずただ立ち去るのみといった感じか。

新しい流れ(?)として前年 2022年 第4回 じゆうちょうアドベントカレンダー9日目に寄稿いただいたみなみんさんが主催で #37minアドカレ というおもしろアドカレ企画を爆誕されていた。素晴らしいコンテンツたちが生まれた良企画だったのでぜひみんなにも一読をおすすめしたい。

で、2024年ってわけ

こう振り返ってみるとふとしたきっかけで始めたじゆうちょうアドベントカレンダーであるが思ったより歴史が紡がれてしまっていた。

じゆうちょうアドベントカレンダー2024 のテーマは「あなたにとっての小さくても確かな幸せ(小確幸)」である。小確幸というあまり聞き慣れない言葉は小説家の村上春樹がエッセイの中で書いた造語が元ネタである。

生活の中に個人的な小確幸(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制のようなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきりきりに冷えたビールみたいなもので、「うーん、そうだ、これだ」と一人で目を閉じて思わずつぶやいてしまうような感興、それがなんといっても「小確幸」の醍醐味である。そしてそういった「小確幸」のない人生なんて、かすかすの砂漠にすぎないと僕は思うのだけれど。
のんびりと散歩がてら近所のパン屋に買い物に行って、ついでにそこでちょっとコーヒーを飲みながら焼きたての温かいパンを手でちぎってかりかりと齧るのは、僕にとっての「小確幸」のひとつである。

引用:うずまき猫のみつけかた(村上春樹著)

最後にあらBにとっての「小さくても確かな幸せ」を紹介して終わろうと思う。

じゆうちょうアドベントカレンダーのように一見すると形としては同じようなことの繰り返し見える活動をたまに休みながらも続けていくことで毎年必ず何かしら当初全く予期していなかったなにかが生まれそれが次のなにかに繋がっていく(かもしれないし繋がっていかないかもしれない)。それを愉しむことじゃないかと。

つまり混沌や狂いによって巻き起こる小さな変化を愉しむことがじぶんにとっての小確幸かもしれないと思った(たった今思いついた💡)。

みんなにとっての「小さくても確かな幸せ(小確幸)」はどんなものだろうか。よき年末年始を〜✨

いいなと思ったら応援しよう!