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退屈の認め方
これは人工芝アドベントカレンダー2021 18日目の記事です。
1人アドベントカレンダー特有のだんだん書くこともなくなって来た感じもするので、雑文を書き散らしていこうかと思う。
最近も飽きずに散歩や電車の移動や風呂の時間などにポッドキャストを聴いている。特に先日リリースしたばかりの Rebuild ep.324 がよかった。
ゲストの Rui さんが無職期間中で、ホストの Miyagawa さんもちょうど職場チーム移動に伴って3ヵ月仕事をお休みされている状況とのことで、仕事面で一息ついているところ、これからどうしてこうかなぁという話をあーだこーだとボヤいているような回だった。
Rui さんの前回登場は ep.199 の 2018年1月だから約4年前で、初登場は ep.153 の 2016年8月で5年半前くらいになる。
ちなみに ep.153 では Rui さんは Google で務めながらリンカなどのオープンソース活動をしているという話や仕事しながらスタンフォード大学に通い始めた話などをしていた。このエピソードで話を聴いただけでも凄腕プログラマーなのだなという雰囲気が伝わってきた。
また ep.199 とだいたい同じ時期の2018年1月に Turing Complete FM という低レイヤープログラミング関連のギークなポッドキャストの ep.2 のリリースが始まり、その年の10月に ep.31 にて一旦コンテンツのリリースが止まり、それ以降のリリースはなく現在(2021年12月)まで止まっている。
ただ、そうしたエピソードがリリースされた上で ep.324 の回が良いなと感じたのは、それなりに名前のあるエンジニアやプログラマーの人たちでもひたすら仕事やライフワークに邁進しているだけではなく、当たり前だが、それなりに先の見通せない中で「迷い」を抱えながら次の手を打っているのだなぁと感じたからである。
ep.324 で Rui さんの「3ヵ月仕事を休んだらもう仕事しなくてもいっかと思ったんですよね」という話の流れで Miyagawa さんが「(どんな仕事)でも6-7年と働いているとバーンアウト近づいてくるというのがありますからね」という話をされていた。
その点、へぇそうなんだ、何十年と仕事を継続することは別に当たり前じゃなくて、やはり定期的に馴れて飽きてつまらなくてバーンアウトすることは人として自然であることだと考えてるんだと思った。
4年前の自分の「退屈との戦い方」という記事では、そうした飽きることへの処方箋についてあれこれ考えてみたことがあった。
当時どうしたらいいんだろうと思っていたであろう割に今読み返してもそれなりに頷けることがシンプルにまとめてあってなかなか面白いと感じた(ブログ書く意味はこーゆーところにあるという気もする)。
今でも別に退屈というものはたまに去来するし、子供の時から感じていた退屈だなという気持ち自体も完全に解消できている気もしないが、なんとなく退屈を「なくすために戦う」対象から「あるものと認める」対象だと思うことも大事なことかもなと思った(この点4年前の自分もある程度認めている部分だと思うが)。
おわり
最初この記事のタイトルを「ダサいはかっこいい」として書き始めたのだが、雑文書き散らしていくうちに全然違う方向に行ってしまったので、タイトルを付け直すことにした。
また数年後に読み返したときに「迷った」感じも伝わるだろうし、それはそれで一興だろう。