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11年ぶりの富士登山で持参して良かったもの

顛末

2024年8月4, 5日と富士登山に行ってきた。2度目の富士登山である。前回富士山に登ったのは 2013年8月17, 18日。およそ11年ぶりとなる。

前回2013年のときは計画段階では上り富士宮ルート下り須走ルートで降りてくるプランだった。が、下りでルートを間違えたため結果的に御殿場ルートで降りてくる形となった。

富士山の登山ルートを見ると分かるが御殿山ルートは他のルートに比べて「かなり長い」のである。そのため山頂あたりで同行者全員が頭痛や吐き気などを伴う高山病にかかっていたにも関わらずわざわざ長く険しい御殿場ルートでボロボロになりながら命からがら転げ降りてきたのである(なんで?)。

引用元:https://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/map_fujitozan.pdf

当然ただただ辛く苦しかったため「少なくともあと10年以上は富士山に登らなくていいや」という感想を各々の胸に抱き我々の最初の富士登山は幕を閉じたのだった。

そして11年後の今となったわけである。アノ辛く苦しかった富士登山の記憶は11年の歳月によってスンス~ンと薄まっていた。人間の記憶とはかくも儚いものなのである。今回は一番メジャーな吉田ルートで登頂を目指すことにした。

11年前と違う点としては今年から富士登山吉田ルートに通行予約と2000円の通行料が必要になった点がある。2か月前くらいに予約し払い込みを済ませた。

で、結果として我々は山頂まで無事に登って降りて来られた。しかし、山頂で雷を伴う豪雨に見舞われ、全身びしょ濡れになりながら4時間半の下りを余儀なくされたのだった。

また、後日恐ろしいことに我々が富士登山で登った日のほぼ同じ時刻にほぼ同じ場所で「親子3人のすぐ近くで落雷しその衝撃で3人とも意識不明になった」というニュースが流れていた。

引用元:https://www.khb-tv.co.jp/news/15379228

帰り温泉につかりながら「富士登山はもう一生しなくていい……」そう口々に話しながら我々は帰りの途に就いたのだった(完)

富士登山で持参して良かったもの

まず登山の準備のためにざっくりあたりをつけるために LLM を使った検索で富士登山用の装備リストを作ってもらうことからはじめた。

引用元:https://www.perplexity.ai/search/fu-shi-deng-shan-nibi-yao-nazh-UcigYhe0QhCVduUcySqTqw

ただ、上記リスト以外にも持参してよかったものがいくつかあったため今回こうしてブログに記事を独自でしたためることにした。以下それを挙げていく。

1. 高山病予防薬

今回個人的に持参して一番役に立ったと感じたのは高山病予防薬である。11年前の富士登山で高山病になった経験から体質的に高山病になりやすい傾向があることが事前に分かっていたため、薬とかないのかな~?とググったら出てきた。今回前日から朝夜と半錠ずつ飲んで富士登山に臨んだところ全く高山病らしい症状が一切出なかった。これまで高山病になったことある人やなりやすい人にはオススメである。

2. 登山用ヘルメット

6合目でヘルメット無料レンタルがあったためわざわざ購入する必要はなかったが、じぶんは無料レンタルがあることを知らずに去年準備時に購入していたため今回そちらを持参していった。富士山の登山ルートにはゲンコツサイズの石がたくさん落ちていて木も少なく一度転がったら止まらず下まで転がり落ちていきそうな道が多くあった。またルート途中で崖崩れなどが放置されている箇所も何か所かあった。そのため頭上からの落石や不意の転倒時のケガ防止のためのヘルメットはかなり安心感があって個人的にはよかった。山梨県のHPにもヘルメット装着は激推しされている。ただ残念ながら実際の登山客でヘルメット装着している人は1割くらいしかいなかった。ヘルメットはアジア人の頭に合う合わないあるのでお店でかぶってから購入がオススメ。

3. チャック付きポリ袋

今回落雷を伴う豪雨に長時間見舞われたためスマホやリュックの中に入れていた小物類をほぼほぼ全て薄いポリ袋に入れていたことがたまたまだが水没を防ぐ上で大いに役に立った。小分けにも便利で特に富士山の山小屋の2-300円で使える有料トイレ利用するための小銭を入れてすぐ取り出せるように準備した。

4. アクションカメラ

前回11年前写真はスマホで撮ったものの動画はなくどんな雰囲気だったのか記憶が風化してしまったので、今回は止まらずそのまま垂れ流しで撮影できるようにアクションカメラを持参し登っている様子をタイムラプス動画として記録することにした。記憶はなくなるが、記録は残せる。特に記録した直後は見ても面白くないが10年くらい経つと記憶が少なくなり記録がすべてになるためその価値が上がってくる気がする。今回画質も2K動画で撮影した。

5. 登山用ゲイター・スパッツ

これは11年前の御殿場ルート下りで一番役に立ったアイテムだが、下りで砂が敷き詰められたルートを通る際に登山靴に砂や小石が入るのを防いでくれる。今回も下りで役に立った。富士登山でしか活躍したことがないが、富士登山では2回とも役に立っている。

6. 登山用トレッキングポール

前回使わず、普段の登山でも別に使ってはないが、今回初めて登山用トレッキングポールを持参した。特に富士登山の下りで脚への負担軽減のため活躍してくれた。登りは長さ調節ミスり腕が疲れて使うの止めてしまったが、下りは豪雨の中4時間半疲れた足腰のサポートに大いに役に立った。

7. 行動食ゼリー

これは今年初めて完走したフルマラソンの際に学んだことだがハードな長時間運動をする際には運動しながら食べられる高カロリーゼリーを持っておくとハンガーノックを防げて良い。今回9合目付近で雷雨に見舞われたため帰りのバスの時刻に間に合わすために山頂で昼食を取る時間が随分と削られてしまった。そのため最後1時間くらいの精神的にも疲れてきたところでカフェイン入りの補給食ゼリーを取ることで頭をシャキッとさせケガなどを防げてよかった。ケガなく登ることが富士登山の一番の優先事項である。

おわり

将来的に万が一富士登山を検討されている方がいればその後悔を減らすために今回自分が富士登山で得た知見を共有できればと考え記事にしました(これで LLM を利用した検索にも引っかかるようになるはず知らんけど)。

最後に某チョウ倶楽部の「(富士山には)登るなよ!絶対に登るなよ!」という語録を未来の自分に向けて残しておくことにする(?)

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