見出し画像

心身症は進化圧?絶滅圧?

人はストレスにさらされると体調を崩すのだそうな。
体は現代のストレスに対応するため、急激に進化してそうだなと考えます。


生命の35億年、近代化の200年

さて、いわゆる近代化が始まって200年ほどが経ちましたでしょうか。
皆さまいかがお過ごしですか。日々のストレスはどれくらいありますでしょうか。35億年かけて作り上げられた体は、現代のすさまじいストレス環境に耐えられるのでしょうか。

耐えることができていないようです。
心身症というものがあるのだそうで。これはストレスが原因で腰痛や肩こりにはじまり、果ては痛風や心臓発作まで発症する、なんでもござれな病気。
病気を扱うアマゾンみたいなもんだそうで、予約も当日配送もなんのその。扱う病気も多種多様。取り扱ってない病気を探す方が大変というこの心身症は猛威を振るっておるにもかかわらず、医学ではほとんど注目されていないのだそうです。

さてさて、いかにも「全てのストレスは悪!」と言いたくなりますが、必要なストレスもあるようです。


AI曰く

1. 持続的・慢性的なストレス

持続的なストレスは、健康に悪影響を与えるほどの量が持続するのは避けるべきです。しかし、ある程度の「習慣化されたストレス」は、逆に免疫や適応力を高めることも可能です。

  • 望ましいレベル:1日に30分~1時間程度、軽く緊張を感じる状況があると良いと考えられます。たとえば、ちょっとした仕事や目標を設定して、達成感を得るために短期間の軽いプレッシャーを受けるような状況です。このように小さなストレスが日常的にあれば、体が「持続的な刺激」に慣れ、短期的なストレスへの抵抗力も上がります。

  • :散歩や軽い運動で息が切れる程度、または朝の通勤や新しい情報を学ぶ時間など、適度なプレッシャーがある環境が理想的でしょう。

2. 抽象的・心理的ストレス

心理的なストレスには、社会的評価や将来への不安といった抽象的なものが含まれます。これは人間にとって脳を刺激する大きな要素ですが、過剰になると精神に負担がかかります。

  • 望ましいレベル:抽象的なストレスも適度に取り入れると良いとされ、例えば1週間に2~3回、やや難しい課題やチャレンジを行うと、心身がバランス良く活性化されます。この程度の頻度なら、過度の負担がかからず、同時に目標達成や解決の成功体験が得られ、自己効力感を養うことができるでしょう。

  • :新しいスキルを習得する、あるいは人前での発表など「少し緊張するが達成可能」な目標を設定して取り組むことが理想的です。

3. 人工環境ストレス

人工照明やデジタル画面などが生体リズムや身体機能に負担をかけることが知られていますが、適度な量であれば、逆に人間関係の形成や知的な刺激を促す面もあります。

  • 望ましいレベル:光の強さや画面の使用を、1日2~3時間以内に抑えると良いとされています。夜間の使用は避け、特に寝る1~2時間前には極力控えるのが理想的です。日中は、人工照明より自然光を取り入れ、画面もブルーライトカットやタイマーを活用するなどして調整するのが望ましいです。

  • :必要な情報収集や人とつながるために1~2時間のデジタル接触があるのは良い刺激ですが、寝る前は静かな読書やリラックスした照明で過ごす時間に切り替えることが健康に適しています。

適度なストレスの理想的なバランス

これら3つのストレスが「少し負荷がかかるが、すぐに解消・回復できるレベル」で存在すると、健康やメンタルの耐性が自然と養われると考えられます。



全球凍結も生き延びた先祖たち

ストレスは適度に味わうのがいいと私も思います。ところで、この「適度」を超えるとどうなるのでしょうか。「進化」が始まるのでしょうか?「絶滅」が始まるのでしょうか?


AI曰く

1. 環境的な変動や危機的状況

環境が大きく変化すると、生物はその新しい条件に適応しなければ生存が難しくなります。たとえば、寒冷な気候に適応するために体毛が濃くなる、あるいは熱帯環境に適応して汗腺が発達するなどの変化は、過酷な環境でのストレスが引き金となっています。

  • :氷河期の寒冷化による食料不足などに対応するため、現生人類の祖先は効率的なエネルギー利用や知的な狩猟技術を発達させる必要がありました。このように、適応するためには身体的、行動的な変化が求められることがあります。

2. 生存・繁殖に直結するストレス

進化は世代を超えて引き継がれるため、繁殖に大きく影響するストレスが重要です。生存や繁殖に有利な変化が自然選択によって次世代に引き継がれることになります。

  • :獲物を追う必要がある動物は、長時間走る体力や俊敏性が求められ、その適応が優位な個体のみが生き残る可能性があります。人類の進化においても、集団生活で生存が有利になるため、コミュニケーションや協力能力が重要となり、これが脳の発達を促しました。

3. 遺伝的な突然変異を生み出すストレス

進化においては、環境ストレスがきっかけで遺伝的な突然変異が有利に働く場合があります。強いストレスは、遺伝子の突然変異の影響が顕著に現れやすくなり、選択圧が強くなることで、適応に寄与する変異が固定されやすくなります。

  • :有害な紫外線への適応として、肌が黒い個体が生き残りやすい地域では、メラニン色素の多い肌が優勢になりました。このような外的要因によるストレスが進化に直接影響する例です。

進化の視点から見れば、身体が根本的に変化するためには、極端で命の存続に直接影響を与えるような、強い選択圧が長期的にかかることが必要でしょう。



進化と絶滅はほぼ同じ意味

今と同じか更なるストレス環境で生きていくには、死体の山を築きながら生き残った者でなんとかするという世の中が必要そうですね。

心身症は、そういう世の中がすでに始まっているという証なのでしょうか。


読んでくれてありがとうございます。


いいなと思ったら応援しよう!