森ってもう不可能ですよね
街に木を生やしても、人間に対する健康効果は多少あるのでしょう。
しかし、木が健康に成長し、新しい種が芽吹き、緑が広がることは不可能です。私たちの美意識が、雑草と一緒に幼い木を刈るでしょうし、どこに根を張り、どこへ枝を伸ばすかわからない新しい木を受け入れることができないからです。
私たちは、絶望的なまでに狭量なのです。
そして私たちは金銭欲に対しても正直です。
例えば、皆さんが銀座に100坪の土地を所有していたとします。
そこに木を植えるでしょうか?
銀座と言えば日本で地価が最も高い土地の一つ。1坪の貸出料金が年間100万だとしても、100坪あれば、人に貸すだけで年間1億円の収入になります。
私たちは、年間1億円の収入を蹴って、そこに木を植えることができるでしょうか?
無理ですよね。
では、この収入金額がどこまで下がれば木を植える気になるでしょうか?
年間の貸出料金が、普段の仕事のひと月分の収入になるなら木は植えませんよね。
1週間分の収入でも木は植えないでしょう。
となると、1日か2日分の収入なら木を植える気になる「かも」しれない。
だから、現在でも自然環境が残っている場所が「人里から離れた」かつ「山岳地帯付近」にしかないのだろうと思っています。得する方が優先だからです。
ちなみに私は、杉や檜の木しか植わっていない山は自然環境とは考えていません。
そして、気温の上昇に伴い木々は枯れていくのでしょう。
ですが、偏西風のお陰で雨だけは降ってくれる。そして土砂崩れによって土地は平たんになっていくでしょうから、道路とか建造物は簡単に立てられるようになるでしょう。
たぶん、本州全域は砂漠化するのではないでしょうか?
今から都市部にサボテンを植えるのもいいかもしれません。