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当たり前な日常が当たり前じゃなくなる時

【当たり前が当たり前じゃなくなる時】
これは、この状況になってみなくちゃわからないし、感じられないと思う。
だって、普段当たり前にしていること、当たり前にいる家族、当たり前に仕事があること、これは皆【普通】のことで、常に自分についてくるものだと思っているから。
この【当たり前な生活】に感謝できているのか。
一度立ち止まって考えたい。
私たちは当たり前以上の生活を求めがち。
その前に日々に感謝すること、思いやりを持つこと、相手の立場になって考えることをしていきたい。

人はいつどうなるかわからない。そう思ったのは夫がガンを宣告された時。
こんなに一瞬で当たり前の日常が消え去るんだと強く思った。
私はこれからどうしていくべきなんだろう。どうやって一人で生計を立てていくんだろう。死んじゃうのかな。余命はあとどのくらいなんだろう。ありとあらゆることがぐるぐるぐるぐる頭の中を駆け巡った。
でもその時答えなんて1つも出るはずもなく。
なぜうちの家族がこんな目に遭わなければいけないんだ。という気持ちの方が強かった。それからは当たり前だった日常を取り戻すことは容易ではなく、病気と付き合っていく日々が始まったわけです。

夫が亡くなってしまった今は、テレビで自然災害や火事、事故などで亡くなったというニュースを見るたび、「あーこの人の人生は生まれた時にこうなるって決まってたのかなー」「とにかく人生ってほんと何があるかわからない。毎日生きていることに感謝しなければ」と思うようになった。不慮の事故や自然災害などは本当にテレビで見るたびに心が痛む。
明日がどうなるかなんて誰にもわからない。
だからこそ大袈裟かもしれないけど、家族にありがとう、いってらっしゃい、ごめんね、などありきたりの伝えるべき言葉はしっかり伝えておきたい。

私自身夫に伝えるべき言葉、話したいことがたくさんあったにも関わらず、伝えることができなかった。
もっと話したいことがあった。子供の将来のことも語りたかった。
家族のためにここまで頑張ってくれてありがとうって言いたかった。
と、数えきれないほど、言い残し、話そびれたことがある。これは自分の人生の最後まで後悔が残ると思う。

自分自身としては、「思い立ったが吉日」をモットーに、思い付いたら即行動に移して、後悔しないように生きていきたいなと思うようになった。もともと行動派だけど、さらに強く思うようになった。

とにかく当たり前の日常に感謝し、そばにいる人を大切に生きてほしいということを、これを読んでくれた人に伝えたかったのです。伝わったかな〜。。。

こんなこと書いてるけど
私はハッピーマインドなんで、ご心配なく!

さぁ今年もあと2ヶ月!やっと仕事が落ち着いてきたので、やりたいこと、やるべきことを整理して、子供と旅行にでも出かけようかな。

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