2023/10/19 崎山蒼志「くん」ライブ

崎山蒼志くんのライブに行きました。
崎山「くん」とどうしても言ってしまう問題ってありますよね。
子役から見ている人を「くん」って呼んでしまうことと同じ現象で、なんもその人のこと知らんのに「くん」付けなの良くないよなあ、と思った僕は、今日から心の中では「崎山さん」と言う目線で見ることにしようと決め、ライブに臨みました。

結果、MCがかわいすぎて、「崎山くん」と呼ばざるを得ませんでした。
「くん」付け問題はここに収束です。全員悪びれず「くん」付けで構いません。(余談だが自分の両親は桑田佳祐のことを「桑田くん」と呼ぶ。最初のイメージといふのはかくも塗り替え難きものなり)

ライブの方は、音楽的なことは語れませんが、かなり凶悪とも言っていいバンドサウンドが音源とのギャップがあってとてもよかったです。

約100分近くオールスタンディングでのライブだったのですが、
僕はあることに気づきました。
それは、音楽に乗って体を動かしている時も、足の裏は全く動いていないということです。

オールスタンディングという特性上、背の高い人も低い人も同じ条件でライブを見ることになります。
その際、自分にとって一番見やすい位置に位置取ることになります。
それは往々にして、非常に複雑な条件を満たしている場合が多いです。この角度に斜めに立てば、前の背の高い男性の首が少し避けられ、そこからアクトの姿が見える、それは100%の視界ではないものの、ここからもう一度飲み物を取りに行くなどして動いてしまえば、これよりも見晴らしが悪くなってしまうかもしれない・・・というせめぎ合いがなされた上で、位置どりがされているのです。
その結果、自分にとってベストに近いポジションを得られた以上、それを譲るわけにはいかないので、足の裏が地面に固く接着され、どうしても膝を使ったノリになってしまうのです。

膝を犠牲にし、見晴らしを優先する。

頭部と膝のパワーバランスを再び考えるきっかけになるかもしれません。

「崎山くんは、お客がこんなことを考えていることを知る必要は全くない」
という思いも吹き飛ばしてくれるような、素晴らしいライブでした。


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