ミスターコン出場者の思考や戦略をまとめてみた(ミクチャ編)
はじめに
お疲れ様です。やまけんです!
今回は僕がミスターコンに出場することになり、初めてミクチャをやり始めてから最後のイベントが終わるまでの期間でどのようなことを考え、感じていたのかをここに書き起こそうという記事でございます。
ここまでの約2か月間、僕が足りない頭で必死に考えていたことだったり、その過程をここに書き記すことで、一緒にこの活動を楽しんでくれた方々への答え合わせや僕自身の振り返りの機会をつくるため、そして、今後このような活動をする方々への参考になるかなと思いました。
僕がこの活動に懸けていた分、記事の内容が長くなってしまうと思いますが、最後まで見てくれると嬉しいです。
自己紹介
では、まずどのような人が書いているのか気になる人もいると思うので軽く自己紹介をさせてください。
プロフィール
名前:山本賢太
大学:日本大学 生物資源科学部(ミス・ミスターNUBSコンテスト)
学年:3年
特技:歌うこと
配信経験:YouTubeでゲーム実況&配信を少しだけ(規模850人くらい)
ミス・ミスターNUBSコンテストの状況
・コンテストは2019年の3年ぶりで、コンテストの知名度はほぼない。(学部内でもミスコンがあることを知っている人はほとんどない)
これから話すことに必要そうなことはこれくらいかな?
ミクチャの詳細
ミクチャには様々なイベントがあるが、今回私は参加することになったのはよく「TGC CAMPUS」といわれるイベントで、青山や慶應、中央など名だたるメンバーが勢ぞろいしているものだった。
簡単に言うと、他大学も合わせたメンバーで投げ銭ポイントのランキング勝負をしてください。という感じ。
その中でミクチャ初心者、自分もコンテストも知名度がない状態で戦うという無理ゲーに近かった。
でも、コンテストの評価にミクチャの成績が含まれていたのでそんなことも言ってられず、やるなら最大限やり切ろうという心持ちだった。
イベントは第1弾から第3弾まであったのでこれからは分けて当時の心境や戦略について話していきます。
第1弾(2022/8/15~8/28)
第1弾の始めは急に始まって何が何だかわからない状態だった。
たまたま、同じコンテストの中にミクチャ経験者がいたのでその子にやり方を教えてもらいつつやっていた。
そこで「枠まわり」が重要だと言われた。簡単に言うと他の配信者の配信を観に行ってそこで仲良くなったり、自分に興味を持ってもらった人が自分の配信を観に来てもらうものだ。そのため、認知してもらう1番オーソドックスな方法だった。元々、この活動で色んな人と仲良くなりたかった僕は、チャンスだと思って色んな人の枠を見に行った。ランキングが上の人は怖くて行けなかったけど…笑
そして、沢山の人と仲良くなれたおかげで界隈の雰囲気やタブーなど少しずつ知ることが出来た。
自分の配信ではもともとYouTubeのゲーム配信をしていたこともあり、画面の前で独り言をするのは慣れていたし、歌うことが人よりか少しできたこともあって過疎っても歌ってその時間を過ごしていたので、そこら辺の不安はなかった。
それでも一発目の配信が過疎ってしまうことが怖かったので、来てくれそうなリア友を呼んで不安要素を最大限に取り除いて配信に挑んだ。
そんな感じで第1弾で感じたことは2つ。
・歌は武器になる
・長時間配信(12時間)はやり得
ちなみに12時間配信を始めたきっかけは他の同業者(ミス・ミスターの方)の助言でした。
噂で初日に24時間配信をしている人がいると聞いて、配信を観に行き、お話をしに行った。俺よりファンやポイントが多かったので、その時にどうやって増やしているのかを聞いてみたら、
「24時間配信したときにたくさん見てもらえましたよ!」
といっていたので、長時間配信は大事だと思い、さっそく次の日から12時間配信を始めた。
確かにミクチャの仕様上、長い時間配信するだけで沢山の人に見てもらったり、人気枠に載れたり、とメリットだらけなのだ。
そしたら、案の定たくさんの方に見てもらうことができ、チャンネルを大きくなったきっかけになりました。
そのような感じで配信を続けた結果、50人中23位で学部内では1位だった。
初めて出たイベントだったが、名だたるメンバーの中で半分以上に行けたのは嬉しかった。
配信終わった後にDMでメッセージをもらったときには配信しててよかったと思った。初めての経験で嬉しすぎて色んな人に見せたりしてたw
第2弾(2022/9/11~9/24)
第1弾から2週間空き、第2弾が始まった。
この期間で目標にしていたことは主に3つ。
・インスタライブなどを活用して知名度を上げる
・企画のバリエーションを増やす
・前回の6万ポイントを超える
これを目標に活動していった。
この記事はミクチャ中心なので1つ目はまた別の機会でお話したいと思う。
今回は2番目についての話をする。
第1弾では歌のみで走りきってきたが、さすがにそれだけでは無理があると感じ、他にも手はないのかと色んな枠を覗いた。
その中でやってみようと思ったのは
・筋トレ
・大食い
・コスプレ
ここら辺だった。
どれもミクチャでは人気はコンテンツだったので早速すぐ出来そうなものから手をつけた。
まず、手をつけたのは筋トレ配信だった。
このとき僕はVTuberやゲーム配信者の人が「リングフィット」というフィットネスゲームをやっていたり、友達からもやろうと誘われていて、そのゲームを買っていた。
じゃあ、リングフィットをして苦しんでいる所を配信すればいいんじゃね?
そんな感じで始めたのがきっかけだった。シュールすぎて面白いと好評だったのでそこから朝枠はリングフィット配信が第2弾の時には定着していった。
次は大食いに手を付けた。せっかくならポイントと絡めた視聴者参加型にしたほうが一体感があって良いだろうと思ったが、1つ問題があった。それはルール設定が難しいところだ。ポイントと食べる量の兼ね合いや何を食べるかを考えるのが凄く難しかった。
そのため、やってみてその結果からまた次に調整すればいいやと思い、食べるものはコンビニのおにぎり20個買ってやり始めた。
始めてみると、やっぱり企画ものはたくさんの人が見に来て応援もしてくれた。思ったより投げてもらったのもあって、案の定食べきれなかったので、救済措置で別のアイテムで食べるおにぎりが1つ減るというずるい手も使った。企画は成功し、おにぎりのインパクトが凄かったのか以降、いじりでコメントが🍙で埋まった時もあった。
コスプレは第2弾ではちゃんとはできなかったが、代わりにスーツで配信するスーツ配信をした。これは第2弾での12時間配信中に時間や目標のポイントを超えたらスーツ配信をする形にして限定感を出すことを意識した。
この時はちゃんとしたコスプレをしたかったが、残り日数もなくできなかったので第3弾には絶対すると決めていた。
そのような感じで配信を続けた結果、目標にしていた6万ptは余裕で超えて8万pt、50人中16位(全体で32位)、学部内1位、そして日大でも1位だった。
正直、めちゃくちゃ嬉しかった。第1弾では学部内でも1位を取ることは難しいかなと思っていた自分が、第2弾では大学で1位を取ることが出来たので達成感があった。
第3弾(2022/10/2/~10/15)
第2弾から1週間空けてスタートした第3弾だが、この頃には休憩期間が少なかったからか、結構疲れが来てた。しかし、ラストなのでできることは最大限にやっていこうと思った。第2弾の時に1つ言われていたことがあって、それがビジュアルについてだった。当時の僕はビジュアルのことを意識して配信できる時間が出来なかったりする(寝起きだから,顔の調子が悪いからetc.)のが一番ダメだと思い、とりあえず寝起きでもなんでも配信することが正義だと思っていた。確かにそれは間違ってなかったし、結果は出てたが次のステップに行くには次はビジュアルだと思い、早速メイク道具(もともとファンデとコンシーラぐらいは持ってた)を買い足し、動画で使い方を勉強して配信をつけてみた。みんなの反応は意外とよく、「今日ビジュいいね」と褒められて女の子がメイクして外出る理由が少しわかった。
この時の目標は10万pt。これは第1弾から決めていたことだけど、順位を目標にやり始めるとメンタルがだめになりそうだったので、絶対目標をポイントにしていた。
しかし、しっかり時間を取れたイベント2日目。筋トレ配信をしていたら、みんなのおかげで110人中7位まで行けてしまった。
この出来事から自分の中で意識が変わった。
欲を出してしまったというか、ここで欲を出さなくていつ出すんだ。という感じで、いつしかできるだけ上位に食らいついていくことが目標になっていった。
そして、6日目に第3弾で上位を目指すうえでの失態(?)が起きてしまう。
ちょうど午後に本番のリハーサルがあり、終わって電車で帰っているときだった。いつも通り順位を見ていた。順位が10個くらい下がっていた。まあ、それはいつものことだし、また取り返していけばいいか。と思ってポイントを見たら1つ上の人と約1万ptぐらい差があった。
※当時は1回の配信で約5000~1万pt、12時間配信や企画もので約1万~2万pt
「えっ?」
正直、何が起きているのか理解できなかった。
今まで10個ぐらい落ちてもその10人のpt差はトップとアンダーでも1万ptだったから射程圏内だった。でも、今回は違う。とりあえず、状況を知るためにその電車の中で色んな人の配信を観た。一瞬で理解した。
この日の前日にCAMPUS FES(以後CFとする)というTGC CAMPUSとは別の大学ミスコンのイベントが最終日だった。最終日には順位を上げるためにたくさんの投げ銭が飛ぶ。ミクチャの仕様上、その配信でもらったptの1割くらいが配信者にポイントとして還元される(コインバック)。そのコインバックでCF勢が仲がいいTGCの人に投げていたのだ。そもそもCF勢の方と多く関係を持っていなかったし、元々は自分が仲良くできそうな人と絡むことを意識して活動しており順位なんて今まで気にしていなかったので、盲点だった。
そして、僕はその日、学校やリハーサルで昼間の1時間半しか取れなかった。
戦略的にも日程的にも上位に行くことを目標にしていた当時の僕は失敗したのだ。もちろん、今までのやり方が間違っていたわけではない。むしろ、そのほうが枠のみんなは楽しく盛り上がってお話もできていた。しかし、当初の目的と変えたことで必要だった要素を視野に入れていなかったことが良くなかった。
早く配信しないと置いて行かれる焦燥感と画面の前で行われていることへの絶望感で辛かった。見ていた配信は仲良くしていた人のだったが、辛くて観るのをやめた。
そこからの配信は地獄そのものだった。
ポイントはせがむは、配信中に愚痴はこぼすし、顔は死んでるしで最悪だった。(アーカイブで見返した)
しかも、ちょうどその時に裏で自分が悪いように言われていることを聞いたこともあってメンタルはズタズタ。もちろん、いつもより人は来なかったし、順位はどんどん下がっていき、遂には同じ学部の子にも抜かされてしまった。正直辛すぎて配信したくなかった。
そんなとき深夜にたまたま1位の人の配信を観に行った。
その人は明るく振る舞っていたけど、明らかに顔が疲れていた。やっぱり、みんな同じなんだなと思いながら最後まで配信を聴いていたが、その人は枠にいる人に気持ちよく帰ってもらおうと、枠を盛り上げようとしていた。
そこがその時の僕とは違った。
それに気づいてからは盛り上げれるように様々な工夫をした。
・枠に来てもらったときやアイテム投げてもらったときに効果音を鳴らす
・できるだけ、来てくれた方の話を聞く側に回る
・もぐりんさん(コメントしないで枠を見ている人)に「一緒にお話ししましょう」と定期的に促す
・とにかく笑う
ここら辺を意識したら配信の雰囲気は変わり、今まで以上に来てくれる方も増えた。今まで12時間配信をした時は累計で約3500人くらい来ていたのが、
最高8000人も見に来てくれる時もあった。
第2弾の時にできなかったスパイファミリーのアーニャのコスプレをして枠のみんなも盛り上がった。大学に行っても友達の中で僕のアーニャコスの話題で持ちきりだった。
そして、最終日も例に漏れず12時間配信をして沢山の方が応援に駆けつけてくれた。
ハプニングなどいろいろあったが、最後はランウェイ(30000pt)までいただけて雰囲気よく終えることが出来た。
結果は219796ptと目標の10万ptを優に超え、順位も110人くらいいる全体で22位と十分すぎる成績をいただけた。
最後に
ここまで見てくださってありがとうございます。自分のミクチャ活動はこのような状況や感情でやってました。正直第2弾の終盤から疲れが来ていましたが、そこら辺の同業者の方よりも長い時間ミクチャに関わってきました。確認したら、第1弾が56.8時間、第2弾で61.0時間、第3弾で82.0時間とバケモンみたいな時間になってましたw
ここまでできたのも皆さんが応援・見守ってくれたおかげです。
本当にありがとうございました!
現段階ではグランプリも決まっておらず、緊張している最中ですが、ミスターコン活動が終わってからも発信活動は続けていく予定なのでこれからもよろしくお願いします。
以上、ミスター日大生物資源エントリーNo.4 singerの4番 山本賢太でした。
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