トンネルの向こう

被害者と加害者。これはどうやって決めるの?誰が決めるの?それが嘘だったとしたら?逆だったとしたら?何をもって被害者と言い、何をもって加害者と言うだろう。

何もできない弱い立場の人たちはただ耐えるしかない。小さい心で耐えるしかない。なぜ耐えさすの?

逃げたら被害者へと変身できるの?逃げられたら加害者になるの?

幸せになる権利がほしい。小さな幸せでいい。今いる状況の中で小さな幸せでもいい。笑ってすごしてみたい。

なぜ傷つけられ耐えてきたのにまた真実とは違う状況になるのだろう。真実はどうやって決まるの?だれが信じてくれるの?

結局は誰に話しても真実は伝わらない。証拠を出しても伝わらない。普通に生活していて何もかもに対して証拠なんて裏付けたりなんてしながら、人を疑いながらなんて生活していない。

少なくとも私たちはそうだった。信じてた。裏切られても信じてた。

これからどうなるんだろう。漠然とした不安。

誰かと支えあいながら生活し、一つずつ作り上げ積み重ねながら人生を歩んでいきたい。生きていけると思っていた。

一枚ずつお皿が増えるように、思い出も増えていった。そうやって小さな幸せが積み重なると思っていた。

人の心なんて結局は何も分からないものなんだろうか?裏切れるものなのだろうか。今までの生活を全て崩されてしまった。

もう突然目の前から積み重ねたものがなくなるのは怖い。真っ暗闇の道を全力で走り続けている。暗いトンネルの中を全速力で。

新しい未来、少しでもいい。キラキラした未来。トンネルの出口はいつ見えるのだろうか...

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