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下手なビッグデータよりも賢いスモールデータ

下手なビッグデータよりも賢いスモールデータ (宮永 博史 著)

必ずしもデータ量の多寡は本質ではない。対象を絞り込んだスモールデータも十分に活用可能である。(ビッグデータも最終的には用途によって絞り込みを行う)

事例:路線バス事業の経営再建に活かす(イーグルバス株式会社)

・目的:バス停ごととバス停とバス停の区間ごとの乗客数を正確に把握しようとした。それを継続的にデータ収集を行った

・方法:
1バスの乗降口にセンサーを設置して、乗客のり利用状況を測定
2バスにGPSセンサーを設置し、バスの一と時間を正確に測定

・結果:赤字路線や遅延区間の可視化が明確に。
・対応:ダイヤの修正の実行
・結果:乗客数25%向上
・その後:
1車内のポストカード型アンケート(日々)
2ダイヤ改定の評価アンケート(年に一度)
3地域住民アンケート(3年に一度)

・3つのポイント
1最初から目的をもったデータ収集であること
2その目的に沿って予め絞り込んでおくこと
3データはサンプリングではなく全データを継続的に収集したこと