日本を変えることができるかもしれないマンガ。くさか里樹先生頑張ってください。(*- -)(*_ _)ペコリ
「胃ろうになった高齢者が経口食に復帰できる確率6.5%。日本は胃ろう大国なんだよ」介護漫画『ヘルプマン!!』作者・くさか里樹
なんて素敵なタイトル。スカッと爽やかですね。涙が出ますよホント。
posが総力を挙げて、嚥下リハに取り組めば、確実に経口復帰率は上げられるのに、なぜしないのか?それは・・・posの政治力の弱さに尽きる。残念!!
介護・看護不足の人出がないために胃ろう、尿道留置カテーテルが挿入される。そして人が壊される。こんな現実に怒りを覚えている人がちゃんと他にもいるんだと思うだけで嬉しくなっちゃいますよ。
普段、病院にいると当たり前のように行われている行為に疑問を呈することは、いわば変人扱いされる。一般の感覚がなくなっているのが病院ってところなのです。
胃婁治療や気管切開が治療の一助であり、経口摂取をするための過程の治療である。また、自発呼吸を促すためや誤嚥性肺炎にならないための治療の過程である等、それらの持つ本来の意味を取り戻していただきたいと切に願っています。今の胃婁の在り方は、作って終わり的な使われ方があまりにも多い。
「国が言う介護は、家畜を死なせないように、どう面倒を見るかという感覚」
『ヘルプマン!!』作者 くさか里樹
まぁ、介護だけじゃなくて、医療も同じなんですよね~。だから胃婁や尿道留置カテーテルの例がまかり通る。
要介護になったからって別人になるわけじゃねえ。勝手
に”何もできない人”って決めつけんじゃねー!!
大の大人を哀れな子供扱いで差し伸べてくる手は凶器だ。
★ヘルプマン!!
【著者】くさか里樹
これまた、なんて気持ちがいいタイトル!!くさかさん頑張れ~。
担当者会議に行っても、家人面談をしても、みんな一様に「何もできない人」「できなくなった人」という観点で話が進んでいく。
理学療法治療を受けて、こんなこともできるようになりました、あんなこともできるんです。寝たきりだったのがほら、一人でトイレに行けるように!!畑仕事だってほらこのとおり!!と力いっぱいプレゼンしても
「家から出てもらっては困る」
「ベッドから立たないでほしい」
「家事なんてさせられない」
「車いすのままで歩かせないでください」
とまぁ、「できない人」のレッテルがべったりと張り付けられていて、何もさせてもらえない。
「仕事がしたい」
と医療保険下で言えば、皆が
「頑張りましょう」
とエールを送ってくれるが、
介護保険下で同じことを言えば、皆が「何言ってるんですかできるわけないじゃないですか!!」
と止められてしまう。
今の介護保険の在り方は新たな差別を作ったとしか思えない。使うと便利な保険だが、失うものも大きい。