住野よるさんの新作を読んだ
相変わらず大好きだ。
こんなことをわざわざ残そうだなんていうのは、もし作者の目に届いたら、とか、伝えたいとか、はたまた愛されたいなんてそんな気持ちのゆえなのだろうか?
なんて冗談はさておき
一番初めに出会った本は、また同じ夢を見ていた。大好きなんですよ。奈ノ花が。黒猫が友だちの、彼女。
もう何度も読み返したな。似てるんですよ。住野よるのお話にでてくる女の子に。私が。重ねちゃうんです。でも簡単には言えませんよ。あんなにも純粋で、友だちや大事なもののために一心不乱!みたいな、その素直さがまるで自分だなんて。少なからず似ていることをわかって、打算的に友人に勧め、「この主人公、あなたみたいよね」と言われるたびに少しの後ろめたさを抱くそんな人間味のある感情。そうかな、なんて気づきもしなかった、みたいな声とともに私は、舌じゃなくて感情を噛み殺す。でも、住野よるのお話に出てくる女の子は、私の理想像で、大好きなのも間違いないんだ。だから、似てたら嬉しいんだけど。その度自分を偽っているような気がして、だって本当の私はそんなに綺麗じゃないから。今回も例に漏れずまた、少し自分を重ねてしまったなって思います。誰にとは言いませんが。
どんなミステリーも謎解きも、ラノベも。多くは、クライマックスを迎える少し前に、わかってしまうんですよ。それでもなぜか泣いちゃったりするけどね。でも、やっぱり、女の子たちも好きだけどね。住野よるのお話。それだけじゃないの。何歳になっても、子どもの頃のワクワクってまた味わいたくなってしまうでしょう。私はそれを求めて読んでしまう。心からの驚き、えって心の底から湧いてくる、あれ。あれが、本当に本当にすごいから、いつも期待してしまうけど、重荷じゃないかな、なんて勝手に思う。住野よる本人に宛てたメッセージってわけでもないから、読んでくれるはずもないのに、勝手な期待には勝手な心配までがセット。
きっと、届かないし、それでいいんです。でも、私がこの世界中で一番何よりも大好きなものって、住野よるのお話なんですよね。
あ、一番はもしかしたら自分かもしれない。でも、そうじゃなくて、ジャンル不問というか。私はよく、一番を決めたがるから、一番好きな音楽、アーティスト、食べ物って何にでも一番があるんだけど、そのジャンルの垣根を越えて、一番。ロックにハマったのも住野よるさんきっかけだし、つい数ヶ月前まで5年以上、音楽の一番はsumikaだった。どんなものよりキラキラしていて、尊いんですよ。キラキラしていて優しいんです、生々しくて、今にも触れたら壊れてしまいそうで、生きてるんですよね。大事だ。大事すぎる。数年前は、あまりにお話の女の子が自分だから、いつか住野さんに見つかりたい、なんて思ったな。私が、見つけて欲しかったのは、あいじゃなくて、住野よる、だった。もう私は高校生じゃないから、ちょっと大人になったのかもな。でも、今でも見つかりたいのかもな。こんなことするなんて。
奈ノ花は、アバズレさんになったのかな。柳だから楠なんでしょ。とか、勝手に推察したくなっちゃうけど、だって、言葉遣いが奈ノ花だったから。。。今回このマジックにやられた時は、本当に、本当にドキドキして。。。。って、直接的すぎるかな。。ああ。女子高生。
とにかくさ、今年の夏は、全部読み返すって決めてるんだ。
あたりまえのようすぎるんだけど、救いなんだよね。こんなに恥ずかしいいことはない。だから書かないけど。。。だってお手紙じゃないし!自己満足だから。
でも、訳あって色んな意味で距離の遠い弟との、唯一の橋な気もしている。お互いにたまたま、住野よるをかなり好きみたいだから。同じ家で育ったからって、何も知らないんだよ。多分。みんな。
でも、また今回も好きです。大好きです。