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金継ぎで割れたうつわを修理する方法
日本の伝統的な方法「金継ぎ」でうつわや漆製品、ガラス製品を直しています。
前回は欠けてしまったうつわを直す方法をお伝えしましたが、今回は割れてしまったお皿や、器を直す方法を簡単にご紹介いたします。
最近はSDGs、アップサイクルの観点からも注目されている金継ぎです。
漆の木の樹液を使用して直します。
漆のお椀や、仏具など日本の家庭では漆製品は多く、なじみがありますが、
液体の漆はなかなか見る機会はないですよね。
私も金継ぎを始めてからみました。
割れたお皿をくっつけるには、漆の液体と小麦粉を水で練ったものを混ぜ合わせます。
そして、割れた個所に塗っていきます。
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![](https://assets.st-note.com/img/1685696220944-WkAUO34eV7.jpg?width=1200)
そしてぴったりと合わせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685696288655-UNltm3PNGG.jpg?width=1200)
小麦粉と漆で丈夫にくっつくんですよ!
お皿の割れが直るんですよ。
すごくないですか?
漆すごいですよね。
金継ぎを始めた頃、本当に感激しました。
この後、前回の欠けの修理同様、赤い漆、黒い漆を重ねてぬり、
さらに丈夫になり、また使えるようになります。
そして最後の仕上げを漆でしあげるか、金にするか、銀にするか、などの
選択が出来ます。
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とても簡単にですが、このような流れになります。
漆は接着にもコーティングにも使える万能なものですね。
漆にかぶれる心配は、漆が液体の場合のみで、かわいて固まると
心配はありません。