1ヶ月ポモドーロ・テクニックを使ってみた
5月中旬から在宅ワークが本格始動して1ヶ月強が過ぎた。
ポモドーロ・テクニックを使ってみて、いくつかコツのようなものがあるというのがわかった。
ポモドーロ・テクニックとは「25分作業・5分休憩」を4回繰り返し、30分の休憩を入れるという時間管理術だ。詳細は他の記事に譲るとして、ここでは私流のコツについて書く。
●導入のきっかけ
転職に伴い、在宅ワークがメインとなった。
おそらく自営業あるあるだが、時間の使い方と集中力のコントロールに課題感があった。
台湾のデジタル大臣がポモドーロ・テクニックで仕事をしているときき、導入してみた。我ながらミーハーである。
●メリット
・集中力が持続しやすい
→過集中になりにくい。過集中が生じると反動で集中力が落ち、作業時間トータルを振り返ると効率が悪くなることがある。ほどほどの集中力を保ちやすい。
・予実が合わせやすい
→ポモドーロ・テクニックを繰り返すうちに、25分で何ができるか把握しやすくなる。30分区切りはスケジュールもたてやすい。
・5分休憩に細かいタスクが片付けられる
→郵送準備やゴミ捨てなど、集中力がいらない仕事はここで片づける。ただしメールチェックなどはおすすめしない。これについては後述する。
●コツ
《 一般編 》
・タイマーは20分・5分・5分でセットする
→基本通りに25分でタイマーを鳴らすと、たいてい仕事のキリが悪い。20分で一度目のタイマーを鳴らし、残り5分で収束させる。
・5分休憩に仕事をしない
→ここで作業時間の25分と同様の仕事をしないことがコツ。PC作業ならPCから離れる。読む作業なら読むことは避ける。
メールやSNSは返信する必要が生じたりするので、返信時間を確保してやった方が良い。
・5分休憩はちょっと嫌なことをするのがおすすめ
→休憩しすぎてしまうのもNG。好きな音楽を聞いたり、買い物をしたりすると5分で収まらなかったりする。運動やデスクの整理等、「5分で終えたくなる」ことがおすすめ。
・スマートフォンやPCと別に、タイマーと時計を用意する
→スマートフォンやPCは通知が来て気が散るので、タイマーと時計は別に用意したほうが便利。
私はタイマーの音が苦手なので、バイブレーションタイプを使っている。
私が使っているのはこちら。
パール金属 バイブレーション タイマー ホワイト C-3238
また、タイマーと別に時計があると、ポモドーロ・テクニックの何回目に入ったかどうか把握しやすくなる。
・開始時刻が遅れても、終了時刻は厳守する
→2分遅れたら、作業時間は23分にとどめて終了時刻は厳守する。ここで全ての時間を2分遅らせると、ズルズルと予定がずれてしまう。
・5分でやることを決めておく
→5分というのは意外と短いので、5分休憩で消化することを予め決めておいた方がよい。
《在宅ワーカー編》
・昼食は30分休憩を利用して2回に分ける
→満腹になると午後の集中力が低下するので、さっと食べられるものをさっと食べる。
・集中しやすい時間に重めのタスクを入れる
→1日の集中力の増減を考慮してタスクを組む。私の場合、集中力は早朝が一番高く、午後に向けて低下していくので、午前は創造的に頭を使う作業・午後はこなす作業や体を動かす作業、と分けている。
また、デメリットというか、ポモドーロ・テクニックには作業によって向き不向きがある。
●ポモドーロ・テクニックが向いている作業
・一人作業
・移動を伴わない作業
●ポモドーロ・テクニックが向いていない作業
・複数の人がかかわる作業(会議など)
・中断しにくいもの
・移動を伴うもの
●おわりに
職種によっては2時間の作業時間の確保が難しいと思うが、集中すること自体が快感である。
気になる人は是非導入してみてはどうだろうか。