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起立性調節障害が東洋医学で改善した話

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中学生で起立性調節障害を発症したものの、東洋医学のおかげで今では海外で一人暮らしするまでに改善した私の闘病物語。
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起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ①予兆

「起立性調節障害」は軽い病気と思われがちですが、周りのサポートが不可欠な病気です。闘病者の方だけでなく、ご家族や小中高生のお子様をお持ちの保護者の方々、学校の先生方、お友達など、たくさんの方にこの病気のことを知っていただけたら嬉しいです。 起立性調節障害とは、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患。主な症状として、起立時の急激な血圧低下によるにめまいや動悸、失神、その他にも睡眠障害や食欲不振、腹痛、頭痛、倦怠感など。 「朝なかなか起きられない」のも特徴的な

起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ②病名発覚

脳神経外科に行ったり、薬を服用したものの、これといった原因も病名も分からないまま、2週間近く学校を休んでしまったのが前回までのお話。そして意外なところで病名を知ることになるのです。 当時の私は、学級委員をしたり、授業も宿題もきちんとこなし、校則もしっかり守る、いわゆる優等生と言われる生徒でした。勉強も部活も習い事も、全て両立出来るよう頑張っていました。そんな私が連日学校を休むわけだから、心配した担任の先生が電話を掛けてきてくれたのです。母が対応してくれて、私の病状を詳しく伝

起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ③私の主な症状

前回は、相当な低血圧であることが分かりましたが、今回は他の症状も紹介していきたいと思います。 ・低血圧 前回もご紹介したとおり、ひどい時は最高血圧が70mmHg台、最低血圧が40mmHg台という数値で、正常な時でさえ、上が90mmHg前後、下が60mmHg前後でした。そのため、いつも顔面蒼白状態。 ・急速な脈拍、動悸 起床時に上体を起こすだけで、なんと脈拍120回/分という速さになりました。急激な血圧低下によるものです。ただ起きるだけなのに、全力疾走した感覚ですね。起床時

起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ④東洋医学との出会い

前回は私の主な病状を書き記し、私が受けた学校側のサポートや親の協力、私自身気を付けていたこと等をまず先にご紹介した後、東洋医学との出会いを綴っていくという旨を最後に書きましたが、順番を入れ替えて東洋医学との出会いを先にお話したいと思います。 漢方薬服用の始まり まず最初に触れた東洋医学は「漢方薬」です。事の始まりは、内科でもらったお薬でした。血圧を上げるお薬を処方してもらったのですが、確かにおかげで血圧は上がりました。良い時は最高血圧が80台から120台くらいまで上がるほど

起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ⑤闘病中の改善策

今回は、闘病中に気を付けていたこと・やっていたことなどを綴っていきます。 1. 自律訓練法これは前回もさらっとご紹介したのですが、ここで詳しく説明しますね。 自律訓練法とは、自己催眠により意識的にリラックス状態をつくり、自律神経のバランスを回復させる最も基本的な治療法です。心身の疲労回復、気持ちが穏やかになる、集中力が増し、勉強や仕事の能率が上がる、身体的・精神的な苦痛を和らげる、寝つきが良くなる、などの効果が得られます。 それではやり方の説明に移ります。 ・まずは部屋を

起立性調節障害が東洋医学で改善した話 ⑥学校側の対応

前回は私が気を付けていたことをご紹介しましたが、今回は学校側がどのような対応をしてくれたのか、書いていこうと思います。この投稿が少しでも学校関係者の目に留まってくれたら嬉しいです。 1. 1限に間に合えば遅刻を付けない通常、朝8時半頃出欠を取るまでに登校しなければ遅刻とされてしまいます。しかし、当時の担任の先生は、以前にも記述した通り起立性調節障害の病名を教えてくれた、とても理解ある方でした。そのため、朝起きれないことにも十分配慮してくださり、みんなより1時間ほど遅い9時半