研究室での雑談から
今日も研究室にいる。
だいたい週に2日、都内から片道1時間半くらいかけて湘南の(というと爽やかだけど近くに海はない)キャンパスにやってくる。
仕事や用事が終わってもすぐに帰らず、その日はできる限り朝から晩まで時間を空けて、長く大学にいるようにしている。
研究室でカタカタとひとり作業をしていると、いろんな人が出たり入ったりする。プロジェクトのミーティングをする人あり、翻訳作業をする人あり、わたしと同じように1人で黙々と作業する人あり。
同じ空間でいろんなことが行われている。
けれど、同じ研究室に所属しているメンバーなので、ふんわりと共有している興味や価値観がある。
一人一人の具体的な興味ややりたいこと、やっていること、得意なことはバラバラなので、すべてを共有しているわけではないのだけれど、なんとなく重なりがある人たちが、日々それぞれになにか考えている。
聞こえてくる会話や、何気なく置いてある本や、ぼそっとつぶやいたひとりごとをきっかけに、よく雑談をする。
ほんとうにどうでもいい話もするし、どうでもいい話をしていたつもりがめちゃくちゃいい話になったりする。
もちろん、プロジェクトを進めるときは目的を決めてしっかり話すけど、その隙間から生まれてくる雑談がわたしにとってとても大切で、いつもたのしみにしている。
そんな風に雑談が生えてくる場所に、このラボもなればいいなと思っています。