お隣さんの猫が可愛すぎて、愛犬ロスを脱出し保護猫を迎え入れた話
2年前の冬、それまで32年間住んでいた実家を初めて出て、下北沢に住むことに。(実家から徒歩圏内。笑)
実家ではチョコレート色したちょこ史っていうラブラドールを飼っていて、散歩中の他所様のお犬様もいちいちナデナデしちゃうくらい犬が大好きな私なので、ちょこ史と離れることだけがとっても寂しかった。(ちょこ史は私の弟が宜史と書いてたかふみって読むから、永田家のオスの末っ子を私がちょこ史と名付けました。)
猫との出会いは突然に
ちょこ史ロスを患いながらしばらく下北暮らしをしていたところ、お隣さんに猫がやってきて、こんな感じで玄関にちょこんって。
名前はギルガメッシュ。ペルシャの王様の名前なんだって、可愛すぎる。
ギルガメッシュがお隣さんにやってきた日から私はお隣さんの玄関前に座り込む日々。怪しさ満点。笑
そんなことをしていたら、お隣さんのカップルと仲良くなれてギルガメッシュを預かることに。
本当にもう可愛すぎて、猫という生物に夢中になり、ギルガメッシュをきっかけに私の猫ちゃん探しが始まりました。
取り急ぎお隣さんに話を聞いてみたところ、なんとギルガメッシュは保護猫だったみたいで、ペットショップで売れ残ってたのを引き取ったと。
1匹でも助けられるなら、保護猫に絞って探す
こんな可愛いのに保護猫なんて、と切ない気持ちに。。一匹でも助けられるのであればと私も保護猫に絞って探すことにしました。
まず、決めたことは口に出すことからという安易な私は、周りの友達に“猫飼いたいんだ〜“なんて言いまくってたら、すぐに連絡が。
“知人が保護猫活動をしてるんだけど、どう?“
って送られてきたインスタアカウント(@twfnokai_02)を見て、私が思ってた以上にたくさんの猫ちゃんがお迎えを待っていることを知り、スケジュールまきまきで動物愛護団体NPO法人TWFの会がある静岡まで。
着いてびっくり。300匹以上いました。本当はインスタを見てこの子にしようかな?と思っていた猫ちゃんがいましたが、その子は無事に引き取り手が見つかったとのことで、他の子を選ぶことに。
でも、300匹以上いたので全員を見るのにとても時間がかかり、滞在すること4時間。
全然決められなくてどうしようと悩んでいたら、最後の最後に出てきた保護したばかりの野良猫兄弟。(たぶん7匹くらいいた)
みんな段ボールの中でミャーミャー言いながら外に出ようと必死になってたところ、頭の上にうんち?付けて他の兄弟に踏み台にされてる子猫が。そう、それがうちの愛猫のあにちゃんでした。
なんか間抜けで可愛く見えて手のひらに乗せてみたら、全然嫌がらないし全く動かず私のことじーっと見てて。4時間も決められずに悩んでいたのに勝手に運命感じて、即決。
ただ、その時体重わずか250gだったため、まだ素人が引き取るには危険で、ある程度成長するまで待つことに。
お迎え待つこと約1ヶ月半。遂に引き取り日が決まり安堵したこと覚えています。
猫ちゃん用のカゴと手作りの首輪を持って、せっせと静岡まで。きっといきなり違うところに連れてかれるの不安だろうな、なんて思っていたのに、あれ?
お迎えに来たよ〜ってゲージを開けた途端肩の上に。躊躇なく、私も一緒に帰りますと言わんばかりの態度。車中もずっと肩の上に乗ったまま、最終的に運転席で背中とシートに挟まって心地良さそうに寝てました。笑
思ってたのと違う!犬みたいな猫でびっくり
そんなこんなで初日から人懐こく、自宅に到着してからもはしゃぎっぱなし。今までの猫のイメージを覆すほど、キミ犬なの?って感じで、私とあにちゃんの生活が始まりました。
あにちゃんを迎える前って、猫はそんなに甘えてくれないとか、犬ほど人懐こくないとか、お留守番させても寂しくないとか、てっきりそーゆうものだと思ってたけど、うちの子は、抱っこしても嫌がらず、なんならゴロゴロ言って気持ちよさそうにしちゃうし、暇さえあれば膝の上に乗ってくるし、おやつも人の手から食べるし、夜寝る時も気付くと頭の上にいる。お友達が来た時もちゃんとお出迎えして、遊んでちょうだいってお気に入りのおもちゃも持ってくる。あれ、おかしいな。
そして、あにちゃんがうちの娘になってから1年ほどで赤ちゃんが生まれ、今では仲良し姉弟。
こんな感じで愛しい2人の尊い日々を見守る母になりました。
そういえば、なんであにちゃんって名前になったかというと、イタリアにガリバルディって有名な将軍がいて、いつか犬飼ったらガリバルディにしようなんて思ってたら、それが女の子の猫になってしまったので、さすがにそんなイカつい名前は可哀想ということで、ガリバルディの奥さんだったアニータって方からお名前を拝借しました。
けど、ずっとあにちゃんって呼んでたからもはやアニータと言っても、無反応だし、誰のこと?みたいな顔するから、あにちゃんって名前になったのです。
あにちゃんを迎えるきっかけを作ってくれたギルガメッシュとギルくんのパパママともずっと仲良しで、今でもお茶したり連絡を取り合ったり。
色んな出会いを経て、うちの子になってくれたあにちゃんのお話でした。
あにちゃん、私のところに来てくれてありがとう!
幸せな保護ねこ保護いぬがたくさん増えますように願いを込めて初ノートを書きました。
また、お気に入りの猫グッズとか紹介ノート書きますね!