「コーヒーを飲む」タイムスリップする時間。ヒトがCoffeeを飲む理由。
いつからか、自分の生活にはコーヒーが欠かせなくなった。主食のお米は毎日食べるわけではないのに、コーヒーは毎日飲む、というくらい毎日の生活に欠かせない。
朝、起きてハンドドリップするのは日課。ハンドドリップができない時でも、コンビニやカフェでコーヒーを手に入れて、1日に1度は飲まないと気が済まない。
世間一般的には、この状態を「中毒」とか「addicts」とか呼ぶのかも知れない。コンビニに寄ると、コーヒーを買ってしまうとか、COFFEEと書かれている看板を見ると、そのお店に入らずにはいられないとか、もう本当に「Coffee」に対して反射というくらい、無意識に反応しているんだと思う。
食事や水のように、毎日摂取しなくても良いものだけど、どうしてこんなにも毎日欲するのか。そんなことを、真剣に考えてしまう。
コーヒーを日常的に飲む今となっては、「美味しい。今日も幸せ。」なんて、思うこともあるけど、最初に、コーヒーを飲み始めた時なんて、「美味しい!」なんて思わなかったはず。
コーヒーは文化?
コーヒーがこんなにも飲まれるのは、文化として根付いてることが大きいような気がしている。
日本人に身近なお茶よりも、コーヒーのお店の方が圧倒的に多いし、「お茶飲みにいこう」という言葉には、本当に「お茶」を飲むっていうよりも、コーヒーを飲みに行く、などカフェに飲み物を飲みに行くことをイメージする人も多いと思う。
「コーヒーを飲む」という文化が根付いてることが、やっぱりコーヒーを飲む理由としては大きい気がする。
きっとコーヒーを文化として根づかそうと尽力した人がいたんだろうな。スターバックスのように、「なんか、かっこいい」と思えるカルチャーがコーヒーには感じられるのかも知れない。
「コーヒーを飲む」タイムスリップする時間。
人は、コーヒーという液体を飲んでいるのではなく、「コーヒーがそこにあるという時間」をなんとなく無意識に過ごしているのではないか。
喉の渇きを潤すためであれば、水やお茶でも良い。でも、なぜかコーヒーを選んでしまうのは、コーヒーを飲むことで、「自分のマインドが今過ごしているその場ではなく、違うところにタイムスリップする」ような気がしている。
例えば、朝の眠たいオフモードから、仕事のオンモードへのタイムスリップ。ボーッとしている頭が、コーヒーを飲むと、なんだか冴え渡って、ニュースを読んだり、1日のスケジュールを確認したり。
お子さんのいるお母さんだと、子供を学校に送って、家の家事を済ませて、ひとりになったときのコーヒータイムがホッとする瞬間だったり。
目の前にある空間ではなく、意識がどこかへタイムスリップする感じ。コーヒーには、そういう力があるような気がしてる。
自分のマインドをタイムスリップさせる、そんな時間を求めて人は「コーヒーを飲む」のではないだろうか。
日常に感じる非日常。が「コーヒーを飲んでいる時間」
「コーヒーを飲む」は日常で、「コーヒーを飲んでいる時間」は非日常。コーヒーを飲む行為は日常的な動作だけれど、コーヒーを飲んでいる時間は、自分のマインドがどこかへタイムスリップしている非日常の時間。
だからこそ、人は「コーヒーを飲む」ということをやめられないんだ、と思う。
旅行が規制されても、行動が規制されても、動かずにいられないのが人間。今のコロナ禍で、コーヒーが求められるのは、そんな非日常を過ごしたい人間の欲求なのかも知れない。
終わりに
最近、「コーヒーを飲む」という行為を分解して、理解してみようとずっと考えていたのですが、考えているうちに、「そもそも、人間ってどうしてコーヒーを飲むのだろう?」なんてことを考えてしまった。よくよく考えてみると、コーヒー飲むときに結構、妄想したり、いろんな考えを巡らせたりしているなー、なんて思って。
意外とこの時間を過ごしたくて、コーヒー飲んでいるんじゃないか、という結論に至りました。
なんでもない、自己満足の時間ですが、「コーヒーでタイムスリップする時間。」そんな時間を大事にしていきたいな、と思う1日の始まりでした。
Arisa Higa
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