
子どもが鏡文字を書いてる。これって直した方がいいの?
子どもが一生懸命ひらがなを書いているときに、
ふと目に止まった『鏡文字』。
左利きの人が書くイメージがあるけど、
右利きの子でも
鏡文字になってしまうことがあります。
「鏡文字だ!!」
「早く直さないと!!」
って思う前に、少し落ち着いてください💦
鏡文字は発達段階で改善されていくことが9割。
なので、そこまで神経質にならなくても
大丈夫なんです。
「だけどこのままじゃ心配…」
って思ってるママさんのために、
鏡文字を直す方法を書いてみたいと思いますꕤ
鏡文字になる要因

鏡文字を書いてしまう背景には、
2つの要因があります。
左利き
空間認識能力が高い
それぞれみていきましょう◎
【要因①】 左利き
一般的によくあるのが
『左利きの子が鏡文字を書いてしまうこと』
です。
文字って右手で書くように作られているので、
左手だとどうしても書きにくいんですよね。
だから、昔は左利きの子は右手で書けるように
強制的に直されていました…
ママさん・パパさんの中で
右で書くように矯正された人も
いるんじゃないかな。
だけど今は
左利きの子は左利きで生きていく
って感じに変わってきました。
だからつい鏡文字になってしまう子も。
左利きの子の場合でも、
大きくなるにつれて鏡文字を書かなくなるので
安心してくださいねꕤ
【要因②】 空間認識能力が高い
右利きの子で多いのが
『空間認識能力が高いこと』
で起こる鏡文字です。
空間認識能力が高いと、
文字を立体物として捉えてしまうので
鏡文字になります。
たとえば鉛筆の絵を描くとき。
削った方を下に描いたり、
横向きに描いたりしますよね。
あれは鉛筆をどの向きから描いても
『同じもの』
だと認識しているから。
立っている鉛筆も、
横に倒してある鉛筆も
どれも同じですよね。
文字でもそれと同じ認識だから、
鏡文字も正しい文字も『同じもの』
として覚えている。
この場合も成長するにつれて
鏡文字が直ることがほとんどなので、
長い目で見るようにしましょう。
文字を上下逆さに書いてる子の場合

鏡文字は見たことはあるけど、
上下反対に文字を書く子は
見たことがないと思いませんか?
上下反対に文字を書くのは、
とても難易度が高いことです。
この場合は、
文字をちゃんと認識できていないことも
考えられるので
正しい文字を教えるようにしましょう。
あとは学習障害で文字が覚えにくいことも
原因だったりします。
発達障害の子は
いくつかの障害を持っていることがあるので、
大きくなるにつれて
学習障害が発覚することも。
(うちの子も学習障害がわかったのは
小学2年生以降でした。)
気になることがあれば、
主治医の先生に相談してみましょう。
鏡文字の対処法

何回教えても鏡文字になる、
ひらがなや漢字が覚えられない。
こんな子には、
『立体的な文字を触らせる』
ことが有効です◎
紙やすりを文字の形に切ってなぞらせる
立体的に書かれた文字をなぞらせる
あとは、習字の時間など
ゆっくりと文字とふれあう時間を
持つことも重要。
文字が好きになるように、
背中を押してあげてくださいねꕤ
まとめ

正しい文字を書いていないのを見ると
つい注意したくなりますが、
そっと見守ることも大切です。
私は鏡文字を書くこと自体は
悪いことだと思っていません。
文字を書きたい
文章をつむいでいきたい
そんな子どもの気持ちを大切に、
楽しく鏡文字を直せるといいですね♫
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたꕤ