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休符は休み?

こんにちは!またも音楽ネタです。
今日は休符について考えてみようと思います。

音楽において、音が鳴っている時間と鳴っていない時間の二択しかありません。その「鳴っていない時間の長さ」は休符記号として楽譜上に表記されます。

その長さはそれぞれ。カンマ1秒の世界から数分にいたるまで。
「休」という時が含まれているせいか、気を抜いて休む時間のように捉えられがちですが、まったくそんなことありません。

休符の一つの役割として、「音楽を作る」ことがあります。
例えば、オーケストラ全員が大きな音量で長い音を伸ばした後、パッと音を奏でるのをやめる。こうすることで、音楽に緊張感が生まれ、メリハリをもたせることができます。
その効果は、全員がピッタリと全く同じタイミングで止めて初めて生まれます。一人でも早く、もしくは遅く奏でるのをやめてしまうと効果は半減です。
特に、残響時間の長いホールでは、音を鳴らすのをやめても響きが残り続けます。そのため、その場所の響きを意識した音の長さを、その時々で選択しなければなりません。
ここまでくると、積極的に音を奏でない時間を作ることは、音を奏でることより難しいのではないでしょうか。

休符の役割は他にもありますが、今日は「音楽を作る役割」に焦点を当てて書きました。また別の機会に他の役割についても取り上げようと思います。


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