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【オーストラリアワーホリ】パン教室に行って生地だけ作って帰った話。

こんにちは!
8月からワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。

先日、オーストラリアで初めてパン教室に行ってきました。
日本にいたときは毎週末はパンを焼いており、そろそろ生地が恋しくなってきたなと感じていたところでした。

パンだけでなく料理にも強い興味があり、渡豪当初からどこか通えるところがないか探していました。
しかし、日本の大手料理教室のように趣味の延長で行けるような場所はほとんどなく、あるとすれば専門学校が開いているイベントや、個人で単発でやっているクラスくらいでした。

また、ほとんどのクラスは都市部で土日開催のため、地方に住んでいて平日にしか休暇がない私にとってはハードルの高いものです。

しかし、先日たまたま日曜日に休暇をいただき、シドニーで開催されたクラスの予約を取ることができました。
日本では2、3時間で1種類のパンを作るというクラスが多いかと思いますが、オーストラリアでは4、5時間かけて複数の種類のパンを作るというクラスが多いです。

私が受けたクラスはペストリークラス。パイやクロワッサンといった、個人で作ろうとすると手間のかかるパンを作る教室、だと思っていました。


だと思っていました・・・。


当日、朝7時前に家を出て、わくわくしながらシドニーに向かいました。
3ヶ月ぶりにパンを捏ねられるのです。しかもオーストラリアのやり方を知ることができる、こんな楽しみな気持ちになったのは久しぶりかもしれません。

10時ギリギリに到着し、まず驚いたのは夫婦で来ている人の多さ。定員12人のクラスで10人(5組)は夫婦でした。年齢層はさまざまですが、皆仲良く作業をしていたのが非常に印象的でした。

クラスではまず、Puff pastryと呼ばれるクロワッサン等で使われる生地から作りました。生地を寝かせる時間があるので、その間に他の生地を作ったり、講師の方がちょっとしたテクニックを見せてくれたりと楽しい時間を過ごすことができました。


しかしそうこうしているうちに終了時間が刻々と近づきます。生地は5種類目に入りました。
周りの人たちが、この生地を使って、帰ったら何を作るかという話をしているのを聞き、そこで初めて気が付きました。


生地だけをつくるクラス・・・?


その瞬間、それまでの4時間途切れることなく続いていたワクワク感は消え去り、頭の中は今目の前にある数キロものの生地をどう焼成するかという焦りでいっぱいになりました。パンは焼成が終わって完成してこそパンです。

一番の問題は家にオーブンやトースターがないことです。正確に言うと、今使えるように調整しているオーブンはありますが、まだ当分使用できそうにはありません。
臆病な性格が災いして、講師の人にはこのクラスが生地を作るだけのクラスということを知らなかったこと、オーブンやトースターがないときはどうしたら良いかを聞くことはできませんでした。(オーストラリアってどこの家庭もオーブンありますし・・・!)

かろうじて聞くことができたのは、家まで3時間かかるが保冷剤のようなものはあるか、ということだけ。バターや生卵を使用しているので数時間常温に置くことはできません。保冷剤はないけど、隣にスーパーがあるからそこで保冷剤を買いなさいと教えていただきました。

とにかく早く冷蔵庫にたどり着かねばという思いで、急ぎスーパーに駆け込みましたが、売っている保冷剤は冷やされていないもの。当たり前ですね・・・。とりあえず冷やされた水を買って生地と一緒に入れることにしました。後から気づきましたが、氷の入ったアイスコーヒーでも買えばよかったです。

結局電車が遅延したこともあり、家につくのに3時間半かかりました。腐っているかも分からず冷凍庫に突っ込み、今に至ります。
帰路の間、フライパン、電子レンジ、スロークッカーのどれかを使ってできるものはないか調べましたが、方法はゼロではなさそうです。しかもラッキーなことに、オーブンで調理するレシピをスロークッカーで作る場合の読み替え表を見つけることができました。

オーブンのパリッとした食感が出せなくても人に出せるようなものでなくても全然構わない、この際、生地が無駄にならずに食べることができれば良いと思っています。

そんな、初めてのパン教室は大変な一日になりました。まだ焼成はしていません。
何か面白いものができたら記事にしますね。

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