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プレゼンは資料がすべて

※1283文字です。/約3分で読めます。

『社外プレゼンの資料作成術』と『社内プレゼンの資料作成術』の2冊を読みました。

ソフトバンクの孫社長の下であらゆる資料を作りプレゼンをこなしてきた著者が公開するプレゼン資料の虎の巻。

割と既知の情報も多かったですが、かなり具体的に書かれているのですぐに資料作成に応用できる2冊です。ただ、「知っている」と「できている」は全く別で、あ~これ出来て無いなぁと改めて学ぶことも多い本でした。


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感情が必要かどうか

社内と社外のプレゼンを隔てるポイントはズバリこれです。「感情」が重要かどうか。

社内のプレゼンの場合、プレゼン相手はある程度提案に対して興味を持っていることが多いと思います。しかも、プレゼン相手は決裁者であることが多く、彼ら彼女らは時間がありません。なので、とにかく「シンプル+ロジック」でプレゼンを組み立てることが重要です。目標はスライド5~9枚以内、5分以内に終わらせること。

社外はここに「感情」が加わります。社外へのプレゼンは多くの場合、興味を持っていないところからスタートします。なので、感情要素を盛り込んで、「共感⇒信頼⇒納得⇒決断」へとプレゼンを設計する必要があります。

課題⇒原因⇒解決策⇒効果でストーリーを作る

そして、「シンプル+ロジック」のプレゼンにも型があります。それは、「課題⇒原因⇒解決策⇒効果」の順にプレゼンが構成されていること。

どんな課題があるか? ⇒ その課題の原因は何か? ⇒ その原因はどうやって解決できるのか? ⇒ 解決した結果、どんな効果があるのか?

この流れで書くと、シンプルかつ1本筋の通ったプレゼン資料が出来ます。対社外のプレゼンでは、ここに感情要素が加わる感じです。

詳細情報は本編スライドに入れない

あれもこれもと情報を盛りたくなるのが、企画者の性です。でも、あくまでプレゼン資料はシンプルに。プレゼン相手に「読まれたら終わり」です。「見てもらう」資料を作るべし。

そのためには、1スライド1メッセージを基本として、本当に伝えたい内容だけをプレゼン本編に盛り込む。そして、より詳細な情報や本編スライドの裏付けとなる様々なデータは巻末資料として付け、プレゼン後の質疑応答で使用する。

こうすることで、プレゼンされる側はプレゼンを理解しやすくなるし、その後の質疑応答でしっかり答えられれば、ちゃんと調べているんだな、という印象を与えられることができます。聞いたことに対してちゃんと答えてもらうと、質問したほうも納得感が強まりますよね。

逆に、プレゼン本編に情報を詰めすぎると、1)理解しにくい、2)疑問点が出た瞬間に集中力が切れる、3)プレゼン終わった後に覚えていない、ということが起きます。これだと失敗。

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プレゼンは話し方が重要と言われがちです。確かにそう。ですが、資料さえ完璧に作ることが出来れば、その通りに話せばよいだけ。練習さえちゃんとすれば、誰でも「通るプレゼン」ができるようになると本書は述べてます。

今後のプレゼンつくりに役立てたいと思います。

おわり。

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