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図書館などに導入される本の殺菌装置について心配していること
本の殺菌装置について。
化学物質過敏症のある方、発達障害で香りに敏感な方は、本の殺菌装置の消臭抗菌剤によって刺激を受け、本が読めなくなる可能性があります。
紫外線だけでなく消臭抗菌剤も使用しているので、導入前によく話し合って欲しいです。
もし導入するのだとしたら、借りる際に希望者だけが本を装置に入れるとか、そういう方法にして欲しい。(現状はそういう館のほうが多いかな。)
このことをSNSに書いたら、消臭抗菌剤を取り除いて使用することもできるとご助言いただきました。でも、はじめからついていたものを現場の偉い人は外してくれますか。管理者のあいまいな現場で、変なのを入れて使われそうで心配です。(予算ないから成分の違う薬品をてきとーに入れとくとか……。)
そして、メーカーさんは、抗菌消臭剤の成分を開示して欲しい。
本の殺菌は、必要であれば紫外線だけにしてくれればいいのに、と思います。においをつけないときれいにした気がしないから、わざわざにおいをつけているのかもと思うから。
でも、紫外線は本を確実に傷めます。そう考えると紫外線も推奨はできません。
例えば猫アレルギーのあるかたは本に猫の毛が挟まっていたら困るでしょう。猫の毛やゴミを除去するためなら、そもそも殺菌消毒する必要はないのです。返却時に忘れ物や破損確認を兼ねて本を下向きにめくってゴミを落とすという原始的な方法をしている図書館がありますよ。はじめて目の前でされたときはちょっと驚きましたが、その図書館の本なら寝転がって借りた本を読んでいるときにだれかが食べたお菓子のかけらが目に入る、ということがないので、安心です。
本を消毒する必要があるのか、どういう状況で本から病気がうつるか、という科学的な根拠が、説明が欲しいです。ちゃんと議論して欲しいです。
(図書館サービスが始まってからこの何十年間で、図書カウンター業務の方が本から感染した事例がどれほどあったのでしょうか? 本で移るのであれば一番多く貸出本に接している方やその家族からまず異変があるのでは?)
本の消毒装置があれば、一部の利用者の不安解消にはなるでしょう。でも、それがすべての本に使用された場合、抗菌消臭剤の化学物質の暴露により確実にその本を利用できなくなる人も現れます。
「抗菌剤や消臭剤がついてないこと」が「清潔」なんだってこと、みなさんに知って欲しい。
賛否あるでしょうけど、これ以上ふつうのせいかつから排除される人を作らないでほしいです。
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