私の知らない日本
2022年に成人年齢が18歳に引き下げられましたが、ユニセフの子どもの権利条約では、 子どもとは18歳になっていない人を子どもと定義しています。一方、成人年齢の引き下げとともに、婚姻できる年齢が男女ともに18歳以上となりました。それまでは女性は16歳で結婚できたので、男女差もそうですが、18歳未満での結婚、すなわち児童婚を法律で認めていたということで、国連から是正を求められていました。
…という話を先日聞いて、「えぇ、そうだったの…。知らなかった。児童婚って海外での話かと思ってた…」と驚きました。女性は16歳から結婚できるということ、授業で習って、それをおかしいとも思わなかったので、環境の力ってすごいなと。
海外へは出張で数回行った程度でして、中島京子さんの『やさしい猫』を読んだときを思い出しました。海外からの労働者に対して日本がどういう国かを知ったというか、それまで知らなかったことを恥ずかしいと思ったというか。
人生の豊かさは選択肢の多さだというけれど、見えていない選択肢はたくさんあるわけで。そして、自分にとっての「当たり前」は、どこでも通用するとは限らないわけで。
そんなことをモヤモヤ考えていたら、結局どうしたらいいのか分からないけれど、「思い込み」や「決めつけ」に注意して、いろいろ行動してみることなのかなぁ。