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本棚:『シンプリスト生活』

「シンプリスト」と似た言葉として「ミニマリスト」があると思いますが、似て非なるもののようで。ミニマリストの定義もはじめのうちは違った(シンプリストとほぼ同義だった)かもしれませんが、今ではモノが少ないことにフォーカスされている感じでしょうか。一方のシンプリストは、自分にとってのモノゴトの優先順位を整理し、自分で正直でいることを重視して行動する人と考えられると著者は書いています。

シンプリストとミニマリストの違いを認識していませんでした、というより、シンプリストという言い方を知りませんでしたので、「理想はミニマリスト」とか、「自称ミニマリスト」などと言ってました。それで、実際のところ私はどっちなのかというと、ミニマリストなのでしょう。本書にも出てきますが、「捨てたい病」に時々なってますので…。

第2章「モノを手放す、片づけの実践」の中に、整理収納アドバイザーの資格を持っている方と話した際、「整理と整頓の違いは分かりますか?収納との違いは?」と聞かれたことが書かれています。自己紹介の欄に書いてますが、私も整理収納アドバイザーの資格を持っていまして、2級認定講座を受けた際に、はじめに聞かれたなぁ~と思い出しました。本書では答えがすぐに書かれていますが、ここでは省くとして…。ちなみに、一番大事なのは整理ですが、整頓だけになってないでしょうか?

第4章「自由にシンプルに働く」の中で、仕事がいっぱいのとき、残業して働く時間を増やすというのは、モノが多いから収納家具を買うという行為に近いのでは?と書かれています。以前読んだ本で、時間でなんとかする働き方は3年で卒業する、みたいなことが書かれていて、「もう入社3年どころじゃないし、そういう働き方はしないぞ!」と思うようになりました。でも、モノが多いから収納を…の考え方と似ているとは思っていなかったので、けっこう心に響きました。
ちなみにコロナの時に時差出勤が推奨されたのをいいことに、早めに出社&早めに退社するようになりまして、私は17時に帰る人と職場で思われています。「お先に失礼しま~す。お疲れ様で~す。」と挨拶していくと、「お疲れ様~、もう17時か」と言われることもあり、時計代わりにもなっているようです。


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