本棚:『マンガでわかる ちょこっと社会貢献』
「NPOでボランティアやってみたいんですよ~」と言ったら、activoを教えてくれて、さらには「ぜひ読んでみて!」と同僚が渡してくれたのが本書。「プロボノ」という言葉、知りませんでした。プロボノとは、社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を活かして無償で取り組むボランティア活動とのこと。
これまで科学館でのボランティアや、アクアラインマラソンでのボランティアに参加したことがありますが、仕事で培ったスキルや知識を活かしたものではないので、そういうボランティアもあるのねぇ~と。プロジェクトとして様々なバックグラウンドを持つメンバーとともに一定期間でアウトプットを出すというのは、仕事にも持ち帰れるものが多そうです。
科学館のボランティアをしていたとき、「平日仕事しているのに、土日にボランティアなんて偉いね~」と何度か言われたことがあります。ボランティアは年配の方が多いのですが、学生さんもいて、幅広い世代がフラットな関係でいいなぁと思っています。また、仕事で嫌なことや、頭にくることがあった場合、週末、家にいたら、思い出して、さらに悶々として、月曜に会社に行くのが嫌になりそうですが、ボランティアに行くと気分転換になって、さらには優しい気持ちにもなれて、仕事のことも「まぁいいか」と思えたり。
退職して時間ができてから、ボランティアや地域の活動を始める方も多いと思いますが、社会人のうちに、社会人こそ、家庭と会社の往復だけでなく、他にも居場所があるといいんじゃないかと思っています。