本棚:『稲荷町グルメロード』
御名掛幸菜、大学3年生。就活を有利にするための社会奉仕系活動はないかと調べる中で見つけた祖父母の住むまちでの「求む!若き感性!」 それは商店街の活性化のためのアドバイザー(上限25歳)の募集で、報酬はなんと年額二千五百万円…。
同じ著者の『本日のメニューは。』を以前読んで良かったなぁ~ということを思い出し、こちらも食べ物のお話だ!と手に取りました。しかも、商店街というのがいいなぁと。『本日のメニューは。』もそうでしたが、表紙のイラストだけでも、美味しそう…。
最近は実行できていないのですが、区にある図書館を制覇するというチャレンジの中で、途中、商店街を通ることもあり、こういうところに住んだら、楽しいだろうなぁとよく思います。地元だけでなく、これまで住んだところでは、近くに商店街はほぼなかったので、東京の方が商店街って残っているんだなぁと思いました。
サーキュラーエコノミーとよく聞くけれど、大きな循環がいくつかあるよりも、小さな循環がたくさんある方が良いと思っていて、小さな循環は地域活性化につながるのではないかと。地域通貨の考え方も好きです。歩いていける距離にお店があるのは、やっぱりありがたいので、長く続いて欲しいなと思います。