本棚:『老後に5000万円が残るお金の話』
2016年発行の本なので、今はちょっと違うかも…という部分もあるかもしれませんが、無駄遣いをやめて、その分の浮いたお金を増やす、コングロマリット(複合)型収入で稼ぐ、というポイントは、昔も今もこれからも変わらないんだろうなと思いました。
『「人生の3大無駄遣い」をやめるだけ!』とあるのですが、3大無駄遣いが何か、だいたい想像つくでしょうか。答えは、住宅ローン、生命保険、教育費の3つで、交通の便が良い大都市圏の場合は、プラスαでマイカーも含まれます。
住宅に関しては、独り身だし、転勤もあるし、今の私にとって暮らしやすい場所が30年後の自分にとっても暮らしやすいか分からないし、終の棲家は老人ホームに類するところになるだろうと思っているので、家を持とうという考えはありません。数年前にテレビで、最近は災害が多いので、あえて賃貸を選択する人も増えていると知ったのですが、周りをみれば、社宅を出て、家を買う人そこそこいるなぁという印象で、賃貸派の方はあまり見かけません。でも、人口は減る一方だし、空き家問題もあるしなぁ。そのあたりはどう考えているんだろう。
生命保険については、ちょっと前まで会社の掛け捨て保険に入っていましたが、やめました。オプションで医療特約をつけていたのですが、十数年入っていて、一度も使うことはありませんでした。本書によると、大手生保の商品で加入者の補償に充てられる部分は、35%程度とのこと。残りの約65%は、売上総利益と呼ばれる粗利。ちなみにネット生保だと、加入者に回される補償(純保険料)は70~80%弱程度とのことで、著者は共済を勧めています。
会社の昼休みに廊下に保険勧誘の女性が立っていることがありますが、こういう人件費も保険料に含まれるってことだよなぁ~と思いながら通り過ぎ、声をかけられたときは、お断りしています。
地元は交通の便が悪いところなので車が必須なのですが、今住んでいるところであれば、バスも10分おきぐらいにあるし、奥に入れば道が狭いし、駐車場代もばかにならないだろうし、確かにマイカーはいらないよなぁと思います。