WAIS検査を受けたよ話
どうしたって生きづらい、どう考えてもひとより生きづらそうだよなわたし、ただでさえ生きづらいこの世の中をそんなわたしでもどうにかして渡っていきたい、率直にはそんな気持ちで受けることにした、WAIS検査の備忘録。
言葉選びが難しいです。不快な思いをする方がいないとよいのですが。
なぜなら
先日適応障害と診断され、いろいろと自分の性格について調べていく中で発達障害に行き着き、父親がその性質が強そうなので、ひょっとしたら自分もASDの特徴に当てはまるのではないか?と思い、この検査のことを知りました。noteでもいくつか関連記事を拝読しました。
とはいえ、おそらく比較的大きな困りごとはなく(自己認識では)、定職についてそれなりに社会生活を送ってこれたということは、どちらかというとグレーゾーンに近いという認識でいました。診断を受けたいというよりは、この検査を受けることで、自分が何が苦手で、何が得意なのかを客観的な指標で判断されたいと考えていました。
病院であれば保険適用で安価に受けられるとは調べてなんとなく知っていましたが、ここ最近相談していたカウンセラーさんのもとで受けることにしました。今の状態の経緯を知っていただいていること、丁寧なフィードバックを受けられるというのも魅力でしたし、自分の苦手・得意を把握して対処法を一緒に考えていきましょう、と言ってくださったのも心強かったです。
当日のこと
受けたのはWAIS-Ⅲでした。拙いながら調べてみるとWAIS-Ⅳが最新のようです(間違っていたらごめんなさい)。わたしは2時間10分ほどで終わりました。説明含め3時間ほど時間をみてください、といわれていたので、早く終わったのかなと思います。検査の内容の詳細は書けないのですが、自分の言葉で説明するのがやっぱり苦手だなと思いましたし、黙々と処理する系は嬉々としておこないました。あまり疲れた感じはしませんでした。
結果
「全検査IQ」「言語性IQ」「動作性IQ」に加え、「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」のIQが示されました。
具体的なIQの数字はあまり書きたくないので割愛しますが、結論としては、
・「言語性IQ」と「動作性IQ」の間に意味のある数値の差は見られず
・「処理速度」が一番数値が高い(やっぱり)
・「知覚統合」がほかに比べて低い
・「知覚統合」とその他3つの指標の間に意味のある差が見られる
「知覚統合」は平たくいえば、目で見て形や状況、パターンを理解する力を示すそうです。どうやら手元の作業から全体像を想像することが苦手のようで、なんとなく苦手と思っていたことを言語化していただいてありがたく思いました。
ほかには、単純作業は得意でミスなくこなせるが、その中で学習し効率化することは難しさを感じる=あれこれ考えすぎずにひたすら取り組むというスタイル、とのこと。ぐうの音も出ない。
また、検査全体を通して印象として、「わからないものはわからない」と思う様子が強い、とコメントをいただきました。確かに、中学生くらいのとき、わからないことが強烈にわからず大泣きしていた日々以来、世のさまざまな事象を「わからないけれどこれはそういうものなんだ」と割り切るようにした結果なのだと思います。痛い。
同時に受けたほかの検査
AQ(自閉症スペクトラム指数)の検査も同時に受けていて、こちらは疑われる基準値を上回っている、という結果になりました。基準値ぴったりでした。やっぱりそうなんだ、とどこか安心しました。ちなみにCAARS(ADHDの症状の度合いを調べる検査)の方は疑いなしの結果になりました。
これからどうしていこうかな
得意なこととしては、
・単純作業をすばやくこなす
・具体的な指示やマニュアルの通りに作業をこなす
・物事を客観的に評価する
一方、苦手なこととしては、
・要点をつかんで抽象化、抽象的な情報の理解
・物事のつながりやパターンの理解
・全体像を把握し、目標に沿って進める
具体的にはあいまいな情報や指示を理解するために工夫が必要そう。場合によっては周囲に理解を求める必要もありそう。あと、とりあえず手をつけてしまえ~~ではなく、もっと立ち止まってもいいのか。早く答えなきゃ、と思ってその場しのぎになってしまっていることもあるので、ひと呼吸おけるようになりたい。
もしかするとわたしは自分のことを過大評価しているかもしれなくて、それはわたしのプライドが高いのもあるし治らない完ぺき主義もそうだし、自分ならできるぞ!みたいな感じでいろいろ引き受けてしまうのだと気づいた。思っているより自分はぽんこつなんだから、一つずつ着実に進めるためには断る勇気も必要と身にしみて理解しました。あと、自分はマルチタスク人間だと思っていたけれどそうでもないみたいでした。
あんまり書かないタイプの内容なので終わりかたがよくわかりませんが、以上です~。