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心雨

雨が、降ったり止んだりの日曜日でしたね。いまはひさしぶりの街で飲酒した帰りの電車でこれを書いています。

雨の日に目を覚ますと、部屋のなかがまるで水の中に、海の底にいるような感覚になります。雨音と、部屋が青く染まっているように感じるからでしょうか。

きょうは朝からハンカチにアイロンをかけたり、おしゃれ着洗いをしたり、平日のお弁当のつくりおきをしたりして、達成感に満たされたところでどうぶつの森ができて、かなり満足しました。
あんまりすきじゃない住人(ごめんなさい)が引っ越すことになり、ちょっとよろこびました。つぎはどんな住人が来るだろう。

もはや朝寝の昼寝をして、てきとうなパスタをたべてきょうも出かけました。夫が「いそがなくちゃ!」と言いながら準備して時間があまっていて、相変わらず愉快でした。

夫との結婚のこと、はじめはセーフティネットだとおもってとびこんでみたら、トランポリンだった、みたいな気分でいます。たのしいです、高くとべて。今のうちだけたのしい、というひとのこと、わたしはあまりすきではないので言わないでください。なぜならそれはそのひとの価値観でしかないからです。

きょうは前撮りの打ち合わせやら、結婚式の衣装に合わせる小物あわせやらにいきました。前撮りと結婚式を、出会いの大学のあった街でおこなうので、なつかしい気持ちにひたれてうれしくおもいます。

電車の中で、きのうの本は読み終わってしまったので、今度は江國さんの「ウエハースの椅子」を読みはじめました。やっぱり主人公がひとりで、じぶんの生活を持っていて、かろやかであこがれます。これから荷物(責任という名の)が重くなっていく一方だけれど、可能なかぎりかろやかにいたい。

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小物あわせ、あんまりこだわりがなくて担当の方をまた困らせてしまったようにおもいます。ちゃんときめなきゃな、とおもいつつ、うまくできなかった。

なんでもいいとおもってしまえるのは、なんでもよくてもどうにかなってきたからなんでしょう。なんでもよくてもどうにかなるように、まわりの方がうまくやってくれたこともあるでしょうし。なんでもいい、相手のことを考えているようにみえるけれど、ひどくなけやりだな、とさいきんは反省しています。

新婚旅行、1年後ろ倒しにすることになりました。海外渡航はなかなかきびしいですよね。そのかわり、せっかくおやすみもいただけることですし、国内のいいホテルに宿泊なんてできたらいいね、という話をしました。場所なんてどこでもよくて、いっしょに行くことに意味があるよね、という認識が共通でうれしかったです。よくあることばですが、どこへ行くかよりだれと行くかだとおもいます。

夜はひさしぶりの街でお酒を飲みました。街中の広告、いまは必要なんだろうか、なんて話をしました。インターネットが主流におもえるし。

夫がしゃべりつづけてそれを聞いているのが愉快でした。わたしはやっぱりひとが話をしているのを聞くのがたのしいなとおもいます。それはじぶんの話をしなくていい、というマイナスなところは4つめくらいの理由で、純粋にひとがたのしそうにしているのがたのしいとおもうからです。話しすぎちゃって謝られるところまでセットにしてそういうひとのこと、いとおしくおもいます。

心雨 / indigo la End
インディゴのなかでもかなりすきな曲です。文字どおり雨の日に聴きたい。イントロのギターリフがせつない、どうしたらこんな音色出せるんだろう。世界の終わりの日に聴く予定です。インディゴはすごく盛り上がるわけではなく、ライブにいってもひとりの世界に浸ることができる貴重なバンドだとおもいます。

明日は月曜日、ほどほどにがんばります。それでは!


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