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50歳になった僕がバカみたいに走る理由

新型コロナの襲来以来、この秋がいよいよ本格的なロードレースシーズン再開‼️
そんな雰囲気になってきましたね。

私と関わるお客様や知人も各地のレースに参加されていて、「自己ベスト更新しました‼️」などの報告を受けたり、目にしております。

私自身もこの秋は、12/4開催の「防府読売マラソン」(約3年ぶりのフルマラソン)を最大の目標にして、着々と準備を進めてきました。

5月に受傷した下腿の肉離れの回復に時間がかかり、本格的な練習は8月から。

時に疲労が抜けにくい年齢の壁を感じながらも、これまで培ってきた経験や学びを基にスピード、持久力共に着実にアップしていきました。

10/30に開催された1000階段を超える難所のある10キロレース(一畑薬師マラソン)では、自分の中で達成感のあるレースができ、コロナ禍以前の状態に近づきつつある感触を得ることができました。(ラッキーにも年代別3位に入賞しました!)

そして、11/13開催の「赤穂シティハーフマラソン」で強い刺激を入れて、最後の仕上げに入る予定でした。

しかし…11/8(火)の夜に喉に異変。翌日に受診し、午後からは発熱、頭痛、嘔吐などが襲ってきてきました。

コロナ陽性の連絡を受け自宅療養することに。11(金)までは強い倦怠感がありましたが、幸いにも12(土)頃から着実に良くなる実感があり、自宅で軽い体操程度の運動を再開できるようになりました。

防府読売マラソンまで3週間を切ってこの状況なので、正直どうなるかは想像ができません。

ただそれを悲観的に捉えないで、この状況から50歳を超えた一人のおじさんがどれだけ走れるのか?それを楽しみに挑んでいきたいと思っています。
もちろん無理無謀なことは避けてですが。

自宅療養していると時間があります。

「いつも」の生活では、忙しさを理由に自分と対峙することを避けてしまうので、天からの指令が下ったのかもしれないです。

「1回落ち着いて頭の中を整理しないか?お前はいったい何のために走っているんだ?」と。

早く寝て早く目が覚めるので、朝早い(というか夜中)静寂漂う場で考えてみた。

50歳を超えたおじさんが走る理由を。

まず思い浮かんだのは、「探究心」。

幼い頃から速く走ることそのものに心地よさを感じていた。また、周りよりも速く走れることに対して褒められることの喜びが、大人になった今でも忘れられない。
もしかしたらそれがシンプルな一番の理由かもしれないし、その欲求を今でも求めているのかもしれない。

だから、自己ベスト更新だとか、時間という枠の中で自分の可能性をみてみたいという願望はある。ただ…やはり年齢的なものもあり、スピードを上げることはキツイと感じることも多い。神経筋的にもだが、内臓への負担を感じることが多いのだ。

それよりも今は、「死ぬ直前までいかに今のレベルを落とさないで走られるか?」に興味がある。

そこにフォーカスすれば、無理に高い目標設定をせずに長くランニングを楽しめていける。これまで通り、ランニング以外のトレーニングやケアを学び、実践しながら、特に自分の課題でもある胃腸機能を改善していくにはどうしたらいいんだろ?医療機関の方とも相談しながら、自律神経、内分泌系などのコンディションレベル向上も追求していきたい。

職業柄、ランニングに留まらず「身体の神秘」に対する探究心も強いのだ。

ランニングに関しても元々フルマラソンにこだわりはないが、ウルトラマラソン、トレイル、トラックレース…それぞれのカテゴリーで自分がどのくらいできるかが興味がある。
競技者で順位を目指すわけではないから、幅広くそれぞれ楽しく技術的にも体力的にも追求していけたらいいと思う。


次に浮かんだのが、「冒険心」。

いつも同じ場所で、同じようなランニングではつまらないし、飽きてくる。

トレーニングと言ってもマシンの上で機会的に走ることは好きではない。

全国どころか海外各地のレースを転戦しているランナーの方もおられますが、私も時間とお金が許す限りは、いろんな土地を走ってみたい。レースに限らず、練習でも。

特に私は知らない道をドライブすることも好きなので、ランニングを通じて知ることのできた小さな町を訪れる旅そのものが楽しい。

今後は、その町のその道中の食、人、文化…自分なりの視点で、もっと掘り下げて楽しんでいきたい。

最後に、「人との関わり」。

ランニングは、結局は自己満足の世界だけど、やっぱり自分だけの満足だと何かが足りない。

切磋琢磨したり、励まし合ったり、喜びを分かち合ったり…

そんな存在がいることが心を満たしてくれるものです。

また、私はサポートする側の人間でもあります。

私が培ってきた学びや経験を必要としている方々に還元して、それがその方々の成果として現れ、「達成感」を感じ、生きる活力を得てもらえたなら、自分のことと同じように嬉しい気持ちになるものです。

私が得意とするところ、目指してきたいランニングサポートは、

「健康がベースであり、且つ長く楽しめるように」。

これからもランニングに偏らず、専門的トレーニングに偏らず、食、休養、メンタル…幅広い観点で学んでいき、それらを還元して、

「生涯にわたって、ランニングが生活の中にある人生」を必要としている方々のお手伝いをしていきたい。

そして、関わりのある方々(ランニングをされているいないに関わらず)が、一人の中年おじさんの悪あがきを通じて、少しでも元気をもらえたり、頑張ろう!と思っていただけるように。

私も頑張っている人を見ると気持ちいいし、「オレもがんばろ!」って一瞬でも奮い立つので。


こうして、なんとなくまとめるだけでもスッキリするものですね。

50歳になった僕がバカみたいに走る理由。

ほんとは、「走らなくなった自分が嫌いになるから」かもしれないし、半年後には変わっているかもしれないけどね。

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