NPO法人ありのままでいいんだよ 設立!
このNPOの代表理事は、袴田亜美(わたし)で、袴田由美子(ママ)は副理事として、4月から本格的に活動を始めました。
理事や社員メンバーは、医療、介護、アート、音楽、絵本ライブ、アウトドア、アロマオイル、脳整体など、それぞれの分野の経験豊かな人たちが集まってくれました。
これから、このメンバーと共に、オンラインでの配信や対面イベントなどを行なっていきます。
実はこの総会の一週間前、わたしはいつもだったら入院するか、在宅点滴するしかないほど、過緊張(身体が反り上がったり、硬直したりすること)が強くなり、栄養も水分も入らなくなりました。
けれど、アロマオイルで、毎日ケアすることで、過緊張は、だんだんと落ち着き、この総会にもなんとか、出席することができたのです。
私は重度障害を持っていて、薬もたくさん飲んでいますが、幼い頃から病院や施設でいろいろな経験をして来ました。
介護される側、看護される側にしか分からない、心地良い介助のされ方、また少しでも痛みの少ない医療ケアの方法など、このNPOを通して、皆さんに伝えて行けたらなぁと思っています。
皆さま、ご支援ご協力のほど、お願い致します。
ママからも一言
日本は高齢化社会となり、家族の誰かが病気になったり、身体のどこかが不自由になる方も少なくありません。
今まで可能だったことが、できなくなること、病気の診断を受けることは、誰にとっても大きなショックです。
しかし、生まれた時から医療ケアを受け、様々な問題をも解決して来たこのNPO代表である28歳のアミが経験してきたことは、社会の皆さまにも役立つものであると、私には思えてなりません。
2年前に病院を出て、私と暮らし初めたアミは、過緊張が強いため、胃ろうから栄養を入れる事が出来ず、入院したり在宅点滴になったりすることもありました。
また、付随運動(身体が勝手に動いてしまう)から、何度もベッドから落ちたり、自傷行為の発作も繰り返して来ました。
けれど、そんな崖っぷちの中、このNPOを立ち上げるため、協力して下さる方々に会うため、アミはいつも笑顔で外出を重ねて来たのです。
そして、彼女は私の傍らで、毎日のように、自分はなぜこんな動かない身体、
発作が度々起こる身体で、生まれて来たのかと、涙を流して来ました。
でも、少しずつ少しずつ、彼女はこんな自分でもいいんだ、
ありのままの私でいいんだと、思えるようになってきたのです。
誰もが外側からは見えなくても、いろんな問題を抱えて生きています。
病気になっても、身体の一部が不自由になっても、ありのままの自分でいいんだと思えた時から、その人本来の力を取り戻し、喜びを持って、生きれるようになるのではないでしょうか。
NPO法人 ありのままでいいんだよ は、介助や医療の力はもちろん、自然や音楽、アート、アロマオイルや脳整体など、楽しみながら心を元気にしていくことで、病気を良い方向へと向かわせることを目的としています。
そして、私たちは病気や障害があっても、なくても、高齢であっても、違いがあっても、お互いに助け合いながら、共に楽しく生きて行く社会を目指していきたいと思います。
袴田由美子